【闇バイト強盗殺人】「もしかして『下見』だったのか…」被害者の自宅周辺で噂になっていた「男2人組」の存在


【写真】被害者宅の周りに残された“強盗”の痕跡。自首した21歳容疑者の素顔

 安全なはずの自宅を襲われて、あろうことか殺害されるという事件まで発生しており、露木長官が訴えたように首都圏の「体感治安」は非常に悪化しているといえるだろう。各警察本部は連携して、「闇バイト」に応募した実行犯ら計35人以上をこれまでに逮捕した。首謀者の行方を追っているが未だに逮捕には至っていない。

 女性が襲われて監禁された千葉県市川市の住宅は、周囲を畑やビニールハウス、運送会社の倉庫などに囲まれ、他に民家はない。人通りもなく、車が通ることもまばらだ。また自宅の庭は、柿の木が茂っており、外から見えにくい。犯人らの侵入経路である東側の窓はネットに囲まれたリンゴ畑らしき畑に囲まれており、全く外から見えない。 記者は被害女性の母親に取材した。

「娘の容態は、お陰様で良くなっています。『なんでこんな目に遭わないといけないのか』と怒っていました。これから、また娘のいる病院に行きますので……。これまで物騒なことはなかったです。街灯もありますし、車通りもあるから。ただ、住宅はうち以外にまったくないからね……」

 事件直前に何か不審なことはなかったのだろうか。

「わからないです。ただ、警察からは事件の1時間前に3人が深夜に自宅付近にある防犯カメラに映っていたって聞きました。なんでこんなことになってしまったのか……」



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