一人暮らしの80歳が「共同生活」を選択したワケーー“そこそこ健康な高齢者”が「終の住処」に選んだのは、老人ホームやシェアハウスとも違う住まい方


【写真】“そこそこ健康な高齢者”の気ままな共同生活!? 小森さんが見つけた「超理想的な住まい方」(10枚)

■80歳で見つけた「終の住処」

 24歳から幼稚園教諭として働き始めると同時に一人暮らしをスタートさせた小森祥子(よしこ)さん(89歳)が、持ち家のマンションを売却して終の住処へ住み替えしたのは80歳のとき。一人暮らし歴56年、独身人生6回目の引っ越しだった。理由はやはり、「健康・体力面での不安」の類になる。

 決め手は、「一人暮らし+共同生活」というグループリビングの生活スタイルだ。個室でプライバシーが守られたうえで、一つ屋根の下に居住者同士の人のつながりがある。

【写真】“そこそこ健康な高齢者”の気ままな共同生活!?  小森さんが見つけた「超理想的な住まい方」(10枚)

 内覧もせず、しかも、「実はおでんせに出会うまで、グループリビングなるものは、まったく知りませんでした」と笑う。

 グループリビングとは、おおむね60歳以上の健康な高齢者が10人程度集まり、独立した居室で暮らしながら、共有スペースで共に食事をしたり、施設運営に参加したりしながらゆるやかなつながりの共同生活を営んでいく住まい方のこと。



Source link