今年6月のTOKIO解散から約5カ月、芸能活動を休止していた国分太一さんが11月26日、都内で初めて会見を開き、一連の騒動について謝罪しました。日本テレビとの関係に深い溝が露呈する中、長年の盟友である松岡昌宏さんは国分さんへの変わらぬ想いを語り続けています。この動きは、日本の芸能界に大きな波紋を広げています。
国分太一、初の会見で沈黙破る:日テレとの確執も
国分太一さんの「ザ!鉄腕!DASH!!」降板が発表されたのが今年6月20日、そのわずか5日後にTOKIOの解散が急遽発表されました。騒動の渦中にあった国分さんは、長らく公の場に姿を見せず沈黙を保っていましたが、10月23日には代理人弁護士が日弁連に人権救済を申し立てたことを明らかにしました。これに対し、日本テレビ社長は10月27日の定例会見で、国分さん側との対話に難色を示す姿勢を見せ、かつて蜜月だった両者の間に深い溝があることが露呈しました。
そして本日11月26日、国分さんは黒いスーツに黒いネクタイ姿で会見に臨み、代理人弁護士と共に深々と頭を下げました。「まず最初に自ら取った行動により傷付けてしまった当事者の方に、心からおわびを申し上げます」と述べ、自身の行動について謝罪の意を表明しました。
国分太一さんの写真
盟友・松岡昌宏の変わらぬ絆と「ぶっ飛ばす」発言の真意
国分太一さんが厳しい状況に置かれる中、TOKIOとして長年苦楽を共にしてきた盟友、松岡昌宏さんは一貫して国分さんへの深い愛情と支持を示してきました。TOKIO解散発表のわずか2日後となる6月27日には、主演舞台のリハーサルを終えた松岡さんが、多くの報道陣の前に一人で現れ、約20分間にも及ぶ異例の取材対応を行いました。
この際、松岡さんは国分さんの心情について「もう猛省に猛省を重ねて、たぶんもう奈落の底にいる状態なんで、たぶんおそらくなんですが、国分はいま一番こういう形(取材や会見)で話したいと思うんです。彼は責任感が強いので。ですがいま彼がここにいたところで、なにも言えることがないので」と慮る姿勢を見せました。また、「これもお叱りを受けるかもしれませんが、(国分さんとは)縁があるので、縁はおそらく切れないと思います。縁が切れてしまったら、ぶっ飛ばせないでしょ(笑)」と、ユーモアを交えながらも、国分さんとの強い絆と友情が揺るがないことを強調しました。この「ぶっ飛ばす」発言は、もちろん国分さんへの愛のあるジョークであり、松岡さんは時に笑みをこぼしながら、彼を擁護する姿勢を崩しませんでした。
TOKIO解散のきっかけとなった国分太一さん
今後の展開と日本の芸能界への影響
国分太一さんの初の会見は、彼の謝罪と現状を公に示すものとなりましたが、日本テレビとの和解への道筋は依然として不透明です。一方で、松岡昌宏さんのような盟友の存在は、国分さんにとって精神的な支えとなっていることでしょう。今回の件は、個人の行動がグループ全体、ひいては所属事務所や関係者全体に与える影響の大きさを改めて浮き彫りにしました。今後の日本テレビとの対話の行方、そして国分さんの芸能活動の再開がいつになるのか、世間の注目が集まっています。





