【AFP=時事】バラク・オバマ(Barack Obama)元米大統領の妻ミシェル(Michelle Obama)氏が26日、大統領選の民主党候補カマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領の集会に駆け付けた。ドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領が勝利する可能性があることに「真の恐怖」を感じると打ち明け、ハリス氏への支持を訴えた。
【写真10枚】ハリス氏の選挙集会に登場したミシェル・オバマ氏
投票が来月5日に迫る中、トランプ、ハリス両氏は激戦州である中西部ミシガン(Michigan)州で、投票先を決めかねている有権者に支持を呼びかけた。ハリス氏が中絶の権利に焦点を合わせたのに対し、トランプ氏は、反移民を再び選挙キャンペーンのテーマに掲げている。
ミシェル氏はハリス氏と共に登壇し、同氏が当選すれば「米国の素晴らしい大統領」になると称賛。一方で、世論調査では接戦が予想され、ここ数週間はハリス氏の勢いが失われていることに焦りと不安を抱いているとも明かした。
ミシェル氏は「カマラ氏に対する私の期待には、ある種の真の恐怖が伴っている」として、「なぜこのレースは接戦なのか」と問いかけた。
その上でトランプ氏について、「彼のとっぴな行動、明らかな精神的後退、重罪犯としての過去、悪徳地主、性的虐待で有罪判決を受けた搾取者であることに対してわれわれが無関心であることに少し怒りを感じる」と述べた。
ミシェル氏はまた、中絶の権利と女性の健康全般が投票にかかっているというハリス氏のメッセージを強調。トランプ氏が返り咲けば、事実上、全米で中絶を禁止する可能性があるとして、「どうかトランプのような人々に私たちの運命を委ねないで」と訴えた。【翻訳編集】 AFPBB News