中国で物議!パン販売の男性が「城管」に鉄パイプで抵抗、その背景とは?

路上でパンを売る男性、突然の「城管」に取り囲まれ…

中国広東省で、路上でパンを販売していた男性が、突如現れた都市管理官「城管」に取り囲まれ、激しい怒りを露わにする事件が発生しました。

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目撃者によって撮影された動画には、鉄パイプを振り回し、「この命はいらない!来るな!」と叫びながら城管に抵抗する男性の姿が捉えられています。追い詰められた男性は、「何も怖くない!」と絶望とも取れる言葉を繰り返していました。

なぜ?男性を凶行に駆り立てた「城管」の取り締まりとは

中国では、街の美観維持や無許可営業の取り締まりを目的とした「城管」の存在が、しばしば物議を醸しています。今回の事件でも、男性は違法な路上販売を理由に取り締まりの対象となりました。

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城管は男性に対し、販売中止と移動を命じましたが、男性は抵抗。しかし、城管に腕とバイクを押さえつけられ、身動きが取れない状態に追い込まれてしまいました。追い詰められた末の抵抗だったのでしょうか、男性はついに鉄パイプを振り回し、城管に襲いかかったのです。

事件のその後、そして中国国内の反応は…

この事件で、城管2名が軽傷を負い、男性は傷害容疑で逮捕されました。中国のSNS上では、男性の行動に対して様々な意見が飛び交っています。

「城管は横暴だ」「庶民は生活のために必死なんだ」など、男性に同情的な意見も少なくありません。一方で、「暴力は決して許されることではない」という冷静な意見も。

今回の事件は、中国社会における厳しい現実と、人々の複雑な感情を浮き彫りにしたと言えるでしょう。