10月27日に行われた衆議院選挙。自民党は過半数割れという厳しい結果となりました。そんな中、神奈川2区で当選を果たしたのが菅義偉元首相です。今回で10回目となる当選、選挙期間中は全国を飛び回り、精力的に自民党候補者の応援演説を行っていました。しかし、その一方で、菅氏の健康不安を指摘する声が上がっているのも事実です。
選挙前から囁かれていた「菅氏の健康不安」
選挙前から、菅氏の体調を心配する声がSNSを中心に広がっていました。
9月30日に行われた自民党本部での新役員共同記者会見でのことです。菅氏は、どこか虚ろな表情で、言葉を絞り出すように話していました。その姿は、多くの視聴者に衝撃を与え、「#菅さん大丈夫」というハッシュタグがX(旧Twitter)でトレンド入りするほどでした。
さらに、10月1日の衆議院本会議での首相指名選挙でも、足取りがおぼつかなく、壇上へと向かう姿が不安を煽りました。
選挙運動中も目立った「覇気のなさ」
選挙期間中も、菅氏の覇気のなさを指摘する声が後を絶ちませんでした。
10月19日、秋田1区の自民党候補・冨樫博之氏の応援演説に駆けつけた菅氏。小雨が降る中、演説中の冨樫氏に拍手を送る菅氏の姿は、どこかぎこちなく、硬い表情が印象的でした。この様子を捉えた動画がXで拡散され、波紋を呼びました。
また、10月15日には、地元・横浜市で支援者と交流する菅氏の映像も拡散されました。スタッフに支えられながら、ゆっくりとした足取りで歩く様子は、全盛期を知っている人々にとっては、ひとしお心配になるものでした。
菅氏の今後を不安視する声
これらの様子を受け、Xやネット上では、菅氏の体調を心配する声が多数寄せられています。
「無理をせず、ゆっくり休んでほしい」「後進に道を譲るべき時ではないか」といった声や、「自民党が苦境に立たされている今、菅氏に党を支えていくことができるのか」といった、政治的な手腕を不安視する声も上がっています。
菅義偉元首相
政治家としての責任と、一人の人間としての健康
10回目の当選を果たした菅氏ですが、その道のりは決して平坦なものではありませんでした。長年、日本の政治の中枢を担ってきた菅氏。その経験と知識は、今の日本にとって貴重な財産と言えるでしょう。
しかし、政治家としての責任と、一人の人間としての健康は、分けて考えなければなりません。
今後の菅氏の動向に注目が集まります。