岐阜県瑞浪市のリニア中央新幹線のトンネル工事現場付近で地盤沈下が確認された問題で、JR東海は10月29日、新たに3カ所で地盤沈下が確認され、沈下の幅も最大で4.9センチに広がったと明らかにしました。
岐阜県瑞浪市大湫町のトンネル工事現場付近では、地下水位の低下のほか、地盤沈下も続いています。9月下旬に確認された地盤沈下は、14カ所で最大3.7センチでした。
29日、環境への影響を調査する専門家会議が岐阜県庁で開かれました。この中でJR東海は、10月21日現在、地盤沈下は17カ所に広がり、最大4.9センチになったと明らかにしました。
専門家からは「詳しい原因の究明や今後、地盤沈下がどれくらい進むのか予測を出してほしい」などの意見が出されました。
会議後、取材に応じたJR東海中央新幹線岐阜西工事事務所・荒井潤担当課長は「地質調査の結果も含めて原因究明を進める。不安を抱える住民には、最新のデータを準備して丁寧に説明したい」と話しました。
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