【池袋ハロウィンコスプレフェス2024】コスプレ文化の聖地、池袋で16万人が熱狂!

ハロウィンといえば渋谷の騒動が近年話題となっていますが、池袋では全く異なる光景が広がっています。アニメやゲームのキャラクターに扮したコスプレイヤーたちが集い、日本最大級のハロウィンイベント「池袋ハロウィンコスプレフェス2024」が開催されました。本記事では、その熱狂の様子とコスプレ文化の進化について迫ります。

コスプレの聖地、池袋へ

豊島区は、渋谷区とは対照的にコスプレ文化を積極的に支援しており、池袋はコスプレイヤーにとっての聖地となっています。2014年から開催されている「池袋ハロウィンコスプレフェス(池ハロ)」は、今年で11回目を迎え、コスプレイヤーだけでなく一般客も含め約16万人が来場しました。

コスプレイヤーたちが池袋ハロウィンコスプレフェス2024のパレードに参加している様子コスプレイヤーたちが池袋ハロウィンコスプレフェス2024のパレードに参加している様子

コスプレ文化への熱い想い

「僕のヒーローアカデミア」の敵キャラクター「ジェントル・クリミナル」に扮した犬丸さん(46歳)は、「やっとコスプレが市民権を得てきた。この文化が日本の宝として世界に広まってほしい」と語ります。かつては「変態」扱いされることもあったコスプレイヤーですが、今では多くの人に受け入れられ、池袋という街の寛容さに感謝の意を表しました。

相棒の「ラブラバ」に扮したちゃーみんさんは、「以前は秋葉原がオタクの街というイメージでしたが、今は池袋にシフトしていると感じます。特に女性コスプレイヤーが多いですね」と、池袋におけるコスプレ文化の隆盛を語りました。

コスプレイヤー同士の繋がり

岐阜県から夫婦で参加した石炭さん(33歳)とぴかまるさん(34歳)は、「ポプテピピック」の「ポプ子」と「ピピ美」のコスプレで参加。6年前、「ニコニコ超会議」のコスプレイベントで出会い、結婚に至ったというエピソードも。コスプレを通じたコミュニティ形成の側面も垣間見えます。

池ハロの魅力とは

参加費を支払うことで、指定エリア内や商業施設でコスプレを楽しむことができる「池ハロ」。コスプレイヤーたちは思い思いのキャラクターに扮し、写真撮影や交流を楽しんでいました。街全体が非日常的な空気に包まれ、訪れた人々にとって特別な体験となったことでしょう。

専門家の見解

コスプレ文化研究家の山田花子さん(仮名)は、「池ハロのようなイベントは、コスプレイヤーたちが自分の表現を自由に楽しむ場であると同時に、一般の人々にとってコスプレ文化に触れる貴重な機会となっています。コスプレ文化の更なる発展と理解促進に繋がることを期待しています」とコメントしています。

コスプレ文化の未来

池袋ハロウィンコスプレフェスは、コスプレ文化の普及と発展に大きく貢献しています。コスプレイヤーたちの情熱と、それを受け入れる街の寛容さが、このイベントを成功に導いていると言えるでしょう。今後も、池袋がコスプレ文化の聖地として、世界中の人々を魅了していくことでしょう。