20歳の青年、マックスさん。ウクライナからの避難民として来日してから2年半。葛飾区の小さなアパートでひとり暮らしをしながら、日本の大学で学び、教育関連企業でインターンとして働く日々を送っています。戦禍を逃れ、異国の地で未来を切り開こうとする彼の姿、そして日本での生活を通して得た経験や成長について、迫ります。
故郷を離れ、日本で新たなスタート
2022年、ロシアのウクライナ侵攻。当時17歳だったマックスさんは、NPO法人「パスウェイズ・ジャパン」の支援を受け、日本へ避難することを決意しました。祖国を守るため戦うべきか、それとも未来のために避難すべきか。18歳になれば出国できなくなるという状況の中、葛藤を抱えながらも両親の言葉が彼の背中を押しました。「日本で学び、ウクライナの未来に貢献できる人間になりなさい」。
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来日当初は不安と戸惑いの連続だったと語るマックスさん。しかし、日本語を学び、日本の文化に触れる中で、徐々に新たな生活に馴染んでいきました。
オンライン授業とインターン:多忙な日々の中で
現在、マックスさんはウクライナの大学のオンライン授業を受講しながら、教育関連企業で広報部のインターンとして働いています。慣れない環境での仕事、慣れない日本語でのコミュニケーション。苦労も多い日々ですが、「学ぶことが楽しい」と笑顔で語ります。日本の教育システムや企業文化に触れ、将来への展望も広がっているようです。
葛飾区でのひとり暮らし:日本の日常を楽しむ
休日は、近所の公園を散歩したり、日本のアニメを見たり、趣味の読書を楽しんだり。葛飾区の静かな環境の中で、自分だけの時間を大切に過ごしています。日本の伝統文化にも興味を持ち、茶道や書道を習い始めたとのこと。
日本の食文化にもすっかり魅了されたマックスさん。「特に沖縄の素朴なお菓子が好き」だと教えてくれました。異国の地での生活を楽しみながら、自分自身の成長につなげている姿が印象的です。
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未来への希望:ウクライナと日本の架け橋となる夢
「いつか、ウクライナと日本の架け橋になりたい」。マックスさんは、力強く語ります。日本で得た知識や経験を活かし、将来は母国の復興に貢献したいという強い思いを抱いています。困難な状況の中でも、前向きに未来を描いているマックスさん。彼のこれからの活躍に期待が寄せられます。
未来を切り開く若者たち:ひとり暮らしという選択
マックスさんのように、様々な理由でひとり暮らしを選択する若者が増えています。それぞれのライフスタイル、そしてその背景にある人生観や社会との関わり。ひとり暮らしという選択を通して、彼らはどのように成長していくのでしょうか。
このシリーズでは、ひとり暮らしの様々な人々に焦点を当て、彼らの物語を伝えていきます。
最後に
この記事を読んで、マックスさんの力強い生き方に感銘を受けた方も多いのではないでしょうか。困難な状況の中でも前向きに未来を切り開こうとする若者の姿は、私たちに勇気を与えてくれます。ぜひ、この記事をシェアして、多くの人々にマックスさんの物語を届けてください。そして、皆さんの周りにも、ひとり暮らしで頑張っている人がいたら、温かい声をかけてあげてください。