千葉県四街道市で発生した住宅への強盗致傷事件で、埼玉県志木市の男が逮捕されました。SNSを介した指示の可能性が浮上し、捜査当局は首都圏で相次ぐ強盗事件との関連を調べています。
28歳男、住宅に押し入り現金を強奪
2024年11月3日午前4時半ごろ、千葉県四街道市吉岡の住宅に男が押し入り、住人の男性(57)に暴行を加え、現金約1万3千円を奪って逃走しました。千葉県警は迅速な捜査を行い、四街道市内で男の身柄を確保し、強盗致傷の疑いで逮捕しました。
千葉県警本部
逮捕されたのは、埼玉県志木市本町3丁目、自称会社員の金子優汰容疑者(28)。金子容疑者は「借金が増え、生活に困窮していた。現金が欲しかった」と容疑を認めているとのことです。
X(旧Twitter)で高額バイト募集に応募か?指示役の存在も
金子容疑者は、X(旧Twitter)で高額報酬のアルバイトを探していたと供述。報酬は10万円で、「荷物の確認」という名目で依頼されたと説明しています。警察は、金子容疑者が秘匿性の高い通信アプリ「Signal」で指示役から連絡を受けていたとみており、背後に組織的な犯罪が潜んでいる可能性も視野に入れて捜査を進めています。
著名な犯罪心理学者の山田教授(仮名)は、「SNSを利用した犯罪勧誘は後を絶たず、若者が安易に犯罪に手を染めてしまう危険性がある」と警鐘を鳴らしています。 今回の事件も、生活苦につけ込まれた若者が犯罪に巻き込まれた可能性が考えられます。
首都圏で相次ぐ強盗事件との関連は?
千葉県警は、この事件が首都圏で相次いでいる強盗事件と関連がある可能性があるとみて、金子容疑者の携帯電話の解析や交友関係の捜査を進めるなど、全容解明を急いでいます。 事件の背景には、SNSや通信アプリを悪用した組織的な犯罪が関わっている可能性も指摘されており、今後の捜査の進展が注目されます。
強盗事件の防犯対策
事件の詳細が明らかになるにつれ、SNSを通じた犯罪勧誘の実態や、若者の貧困問題など、様々な社会問題が浮き彫りになってきています。 警察は、更なる事件の発生を防ぐためにも、情報提供を呼びかけています。