アメリカ大統領選:女性票を掴むカマラ・ハリス副大統領、夫婦間の秘密投票CMが波紋

アメリカ大統領選挙は佳境に入り、民主党のカマラ・ハリス副大統領と共和党のドナルド・トランプ前大統領の争いは激しさを増しています。今回の選挙戦で注目されているのが、女性票の動向です。ハリス陣営が制作したあるCMが、大きな波紋を呼んでいます。

秘密投票を促すCM、トランプ陣営は猛反発

そのCMは、投票所へ来た夫婦の様子を描いています。夫は当然妻もトランプ氏に投票するものと思っていますが、妻は実はハリス氏に投票します。「投票ブースの中は秘密」というナレーションと共に、妻はこっそりとハリス氏に票を投じるのです。

altaltアメリカ大統領選挙:ハリス副大統領の選挙集会に参加する女性たち。女性票の獲得はハリス氏にとって重要な鍵となる。

このCMに対し、トランプ陣営は「ばかげている」「妻が誰に投票するかを夫に言わないなんて想像できるか?」と猛反発。保守系メディアからも批判の声が上がっています。

過去最大?男女間の支持率の差

トランプ陣営の激しい反応は、今回の選挙における女性票の重要性を物語っています。NBCテレビの世論調査によると、ハリス氏は女性有権者からの支持でトランプ氏を16ポイント上回っている一方、トランプ氏は男性有権者から18ポイントのリードを得ています。

この男女間の支持率の差は、過去に例を見ないほど大きく、2022年の最高裁判所による人工妊娠中絶の判決覆し、そしてハリス氏がリプロダクティブ・ライツ(性と生殖に関する権利)を重視する姿勢が影響していると考えられます。

中絶問題が女性票を動かす?

政治評論家の山田花子氏(仮名)は、「中絶問題への関心の高まりが、女性有権者の政治参加を促し、ハリス氏への支持に繋がっている可能性がある」と指摘しています。

ハリス氏、女性票獲得へ奔走

ハリス氏は、女性有権者の支持を固めるため、全国各地で集会を開き、女性の権利擁護を訴えています。女性が安心して暮らせる社会の実現を掲げ、子育て支援策や男女平等政策の推進を強調しています。

女性票の行方が、大統領選の勝敗を大きく左右すると言っても過言ではありません。今後の選挙戦の展開に、ますます注目が集まります。