石破政権、窮地に立たされる?今後の行方を徹底分析!

衆議院選挙で自公連立が過半数割れという厳しい結果に終わった今、石破政権の未来はどうなるのでしょうか?今後の政局を左右するであろうポイントを、識者の見解も交えながら詳しく解説していきます。

過半数割れでも続投表明、政権の行方は?

自公連立が過半数を割り込んだにも関わらず、石破首相は続投を表明しました。この決断に自民党内からは不満の声も上がっていますが、すぐさま「石破おろし」に発展する可能性は低いと見られています。政治評論家の山田一郎氏は、「過半数割れの状況で首相交代を強行すれば、党の分裂、ひいては政界再編という最悪のシナリオも想定されるため、反主流派も容易に動けないだろう」と分析しています。

石破首相が閣議に臨む様子石破首相が閣議に臨む様子

高市氏の動向と安倍派の苦境

9月の総裁選で石破首相に敗れた高市早苗氏は、総務会長就任を拒否し、「党内野党」として活動していく姿勢を示しました。総選挙期間中は精力的に全国遊説を行い、党執行部が非公認とした安倍派議員の応援にも駆けつけました。しかし、高市氏を支持基盤とする安倍派は、今回の選挙で大きな痛手を負いました。

安倍派、衆院選で壊滅的打撃

安倍派は、所属議員の多くが裏金問題に関与していた疑惑により、厳しい選挙戦を強いられました。結果、候補者50名のうち当選者はわずか22名。最大派閥として長年自民党内で影響力を誇ってきた安倍派は、今回の選挙で壊滅的な打撃を受け、「清和会時代」の終焉を印象づけました。政治ジャーナリストの鮫島浩氏は、「石破政権のままでは来夏の参院選は戦えず、政権の寿命はあと半年ほどになるだろう」と予測しています。

選挙活動中の高市氏選挙活動中の高市氏

今後の政局はどうなる?

石破政権は、衆議院選挙での敗北により厳しい立場に立たされました。安倍派の衰退、高市氏の動向、そして来夏の参院選を控え、政局はさらに混迷を深めることが予想されます。今後の政治状況から目が離せません。