「第二の大谷翔平」誕生!? 12歳のパワーヒッター、パク・ソクヒョン君の挑戦

仁川西区リトル野球団に所属する12歳のパク・ソクヒョン君。身長182cm、体重100kgという恵まれた体格と、驚異的なパワーで「第二の大谷翔平」と注目を集めています。今回は、パク君の野球への情熱と将来の夢に迫ります。

驚異的なパワーとスピードを兼ね備えた逸材

小学6年生ながら、大人顔負けの体格を持つパク君。そのパワーは、第10回朴賛浩杯リトル野球大会決勝戦で発揮されました。力強いスイングで放たれた二塁打2本は、相手チームを震撼させ、敬遠されるほどでした。さらに、大きな体格からは想像もつかないスピードで盗塁を決めるなど、その才能は多岐にわたります。竜山区庁長旗準決勝では、1イニング2本塁打という怪力ぶりも披露し、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ選手を彷彿とさせます。

パク・ソクヒョン君がバッティング練習をしている様子パク・ソクヒョン君がバッティング練習をしている様子

野球を始めたきっかけと才能開花への道のり

パク君が野球を始めたのは、レスリング選手だった父親の勧めがきっかけでした。「肥大化が心配だったので、幼い頃はテコンドーをさせていましたが、球技をさせたいと思い、体格に合う野球を勧めました」と父親は語ります。パク君自身も「最初は何も分からなかったけれど、すぐに野球の楽しさに魅了されました」と振り返ります。

リトル野球は小学3、4年生で始めるのが一般的ですが、パク君は小学1年生で仁川西区リトル野球団に入団。強豪チームの中で、持ち前の体格と努力でメキメキと頭角を現し、1年前からはチームの中心選手として活躍しています。チームの監督であるチョン・ミンソク氏も「パク君の活躍はチームの大きな力になっています。3大会連続優勝という快挙も、彼の貢献なしには成し遂げられなかったでしょう」と高く評価しています。

投打二刀流、そして将来の夢

左翼手をメインにプレーするパク君ですが、時にはマウンドにも上がり、最速118kmの速球を投げ込むなど、投手としての才能も秘めています。「将来的には、大谷選手のように投打両方で活躍したい」と語るパク君の目は、希望に満ち溢れています。

パク・ソクヒョン君が試合で活躍する姿パク・ソクヒョン君が試合で活躍する姿

野球だけでなく、学業にも熱心に取り組むパク君。数学が好きで、問題を解くことに喜びを感じているといいます。「将来は、野球選手として活躍しながら、数学の勉強も続けたい」と語るパク君。父親も「本人がやりたいことを応援したい。野球が得意な検事や医者になるのもいいかもしれませんね」と笑顔で話します。

柳賢振選手を輩出した名門ドンサン中学校への進学を希望しているパク君。「プロ野球選手になったら、元兌仁選手のように投げて、李大浩選手のように打ちたい。性格も実力も素晴らしい選手になりたい」と、力強く語ります。

さらなる高みを目指すパク君の挑戦

投打二刀流、そして学業にも励む「三刀流」を夢見るパク・ソクヒョン君。12歳にして大きな注目を集める彼の挑戦は、まだ始まったばかりです。今後の活躍に期待が高まります。