【大阪ハロウィン2024】戎橋封鎖!ミナミの熱狂と混沌

今年のハロウィン、大阪・ミナミはかつてない熱気に包まれた。仮装した人々で街が溢れかえり、特に戎橋は通行止めとなる unprecedented な事態に。まさに興奮と混沌の坩堝と化したミナミのハロウィンを、jp24h.com が徹底レポート!

戎橋、ついに封鎖!

10月31日、ハロウィンの夜。道頓堀のグリコ看板前では、恒例の目張り越しに警察官が呼びかけを行うも、人波は途切れることなく押し寄せた。19時半頃には戎橋は人で溢れかえり、すれ違うのも困難な状態に。警察官は「ティラノザウルス、早く移動しなさい!」などと名指しで注意を促す異様な光景も。ついに20時15分、将棋倒しの危険性を考慮し、戎橋の通行止めが実施された。

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21時には橋上からは一般人の姿が消え、異様な静けさが漂った。しかし、人混みとアルコールで体調を崩した外国人観光客が続出し、救急搬送される事態も発生。救急車の到着も渋滞で遅れるなど、混乱を極めた。

心斎橋、戎橋筋商店街は大混雑!

戎橋の通行止めは24時半頃まで続き、人波は心斎橋筋商店街や戎橋筋商店街に流れ込み、身動きもままならないほどの大混雑となった。一方通行などの措置が取られた昨年とは異なり、今年は unprecedented な通行止めという決断に至った背景には、尋常ではない人出があった。

通行止めとなった戎橋の様子。周辺の商店街に人が流れ込み、大混雑となった。

21時頃にはアメリカ村に人の流れが移り、三角公園はまるでフェス会場のような盛り上がりを見せた。御堂筋は車で大渋滞。爆音を轟かせるバイクや改造車が行き交い、外国人観光客の歓声を集めていた。

外国人観光客の熱狂と深夜のトラブル

今年のハロウィンは、外国人観光客や日本で働く外国人の姿が特に目立った。深夜0時を過ぎ、終電がなくなると、路上に座り込む若者や酔いつぶれた人の姿が増え始める。同時に、喧嘩やナンパなどのトラブルも多発。執拗なナンパに女性が怒声を浴びせる場面も目撃された。

ミナミのハロウィンは、外国人観光客の熱狂と深夜のトラブルという光と影を浮き彫りにした。フードライターの山田花子さん(仮名)は、「多文化共生社会における新たな課題と言えるでしょう。より良い形でハロウィン文化を根付かせるためには、多様な視点からの議論が必要」と指摘する。

ハロウィン後のミナミ

午前2時頃になると人出も減り始め、残ったのは酔客と大量のゴミ、そして酒で汚れた路面。渋谷のように路上飲酒が禁止される日もそう遠くないかもしれない。

今回のハロウィンは、ミナミの街に大きな爪痕を残した。今後のハロウィンイベントのあり方が問われるとともに、多文化共生社会における新たな課題を突きつけたと言えるだろう。 jp24h.com では、引き続きこの問題を追っていきます。