トランプ前大統領の長女、イバンカ氏の不在が今回の大統領選挙で注目を集めています。かつて「ファーストドーター」としてホワイトハウスで権勢を振るった彼女が、父の選挙戦には姿を見せていないのです。華やかなセレブ生活を送る一方で、政治の舞台からは距離を置く彼女の真意はどこにあるのでしょうか? 本記事では、イバンカ氏の現在の動向や今後の可能性について深く掘り下げていきます。
イバンカ氏の華麗なる転身:セレブの世界へ
ホワイトハウスを去ったイバンカ氏は、マリブの高級リゾートでパーティーを楽しんだり、カリフォルニアの海でサーフィンに挑戦したりと、セレブらしい日々を送っています。パリのエッフェル塔前で撮影された写真や、テイラー・スウィフトのコンサートに訪れた姿も目撃されており、華やかな社交界での存在感を示しています。
イバンカ氏と夫ジャレッド・クシュナー氏
政治との決別宣言? 夫クシュナー氏の証言
ニューヨークタイムズ紙の取材に対し、イバンカ氏は沈黙を守っています。しかし、夫であるジャレッド・クシュナー氏が彼女の立場を代弁。「イバンカを演説現場で見る可能性はゼロ」と断言し、彼女が政治の世界から身を引く決意を固めていることを明らかにしました。クシュナー氏は、たとえトランプ氏が大統領に再選されたとしても、彼らの生活における優先順位は変わらないと強調しています。
父トランプ氏との関係は? 不和説の真相
一部では、トランプ氏との不和がイバンカ氏の不在の理由ではないかとの憶測も流れています。しかし、クシュナー氏はそうした噂を否定し、夫妻でトランプ氏を応援していると述べています。一方で、「私たち夫婦の人生は前に向かって進む」という言葉からは、政界への関与を避ける姿勢が明確に示されています。イバンカ氏自身も、最近のポッドキャストで「政治という暗い世界を今は避けたい」と語っており、政界復帰の可能性は低いと見られています。
過去の利権問題と今後の展望
トランプ政権時代、イバンカ氏夫妻は選任顧問として様々な利権を得ていたという批判も受けています。クシュナー氏が代表を務める私募ファンドの顧客の多くが、ホワイトハウス時代に関係を築いた中東の政府関係者や財界人であることが、その一例として挙げられています。
板門店を訪問したイバンカ氏とクシュナー氏
一部の専門家は、トランプ氏が再選された場合、イバンカ氏夫妻がいかなる形であれ政界や財界に関与する可能性は高いと指摘しています。すでに巨額の富を築いている彼らが、再び権力の座に近づくのか、それとも完全に距離を置くのか、今後の動向に注目が集まっています。
ファーストサンの台頭? 権力構造の変化
イバンカ氏の不在を埋めるかのように、他のトランプ一族が選挙戦で存在感を増しています。エリック・トランプ氏夫妻やドナルド・トランプ・ジュニア氏らが積極的に活動しており、特にジュニア氏は、トランプ氏のランニングメイト選定に大きな影響力を持つとされています。かつて「ファーストドーター」として注目を集めたイバンカ氏の代わりに、「ファーストサン」が台頭する可能性も出てきています。
まとめ:イバンカ氏の選択と今後の行方
政界から距離を置き、セレブとしての生活を謳歌するイバンカ氏。彼女の選択の背景には、様々な思惑が渦巻いているようです。果たして彼女は本当に政治の世界と決別するのか、それとも再び表舞台に姿を現すのか。今後の動向から目が離せません。