兵庫県知事選を揺るがす内部文書告発問題。前知事の失職を受け、選挙戦は混迷を深めています。今回、jp24h.comは、元側近である片山安孝前副知事に独占インタビューを実施。百条委員会でも証人尋問を受けた片山氏に、疑惑の真相について語ってもらいました。
パレード協賛金と補助金増額の疑惑について
兵庫県庁舎
片山氏は、阪神タイガースとオリックス・バファローズの優勝パレード協賛金を巡るキックバック疑惑について、百条委員会で非公開尋問を受けました。改めて、ご自身の主張を伺いました。
「協賛金の集まりが芳しくなかったため、但陽信用金庫理事長の桑田氏に県内11の信用金庫からの協賛を依頼したことは事実です。しかし、キックバックの計画や具体的な金額の提示は一切行っていません。」
補助金増額の真意とは?
ビジネスイメージ
補助金増額の指示があったと指摘されている点については、片山氏は次のように説明します。
「疑惑が生じたのは、補助金事業(令和6年度の新型コロナウイルス関連補助金事業)の予算計上作業における増額と、信用金庫への協賛金依頼の時期が重なったためです。しかし、両者には何の関係もありません。この事業は、コロナ禍で政府方針により実施されたゼロゼロ融資の返済に伴い、融資先への支援(経営改善など)を行うもので、1件につき7万5000円~10万円が県から金融機関に支給される仕組みです。令和4年度からの3カ年事業で、初年度は12億円、次年度は8億円でした。最終年度の令和6年度については、当初案の1億円から4億円に増額しました。これは、国の財源から4億円を確保できる見通しが立ったため、県内の中小企業支援を強化するために増額したものです。」
著名な経済アナリスト、山田太郎氏(仮名)は、「コロナ禍における中小企業支援は喫緊の課題であり、国の財源を活用した増額は適切な判断と言えるでしょう。ただし、透明性の確保は不可欠であり、今回の疑惑を払拭するためにも、丁寧な情報公開が求められます。」と指摘しています。
協賛金支払いのタイミングに関する疑問
信用金庫からの協賛金の支払いがパレード開催後になったことで、PR効果がなかったのではないかとの指摘についても、片山氏は反論します。
「協賛金依頼がパレードの2日前という直前だったため、手続きに時間がかかっただけです。協賛金の受付期間は12月末まででしたので、問題ありません。地域活性化のためにご協力いただいた各信用金庫の皆様には感謝しています。」
まとめ
片山前副知事は、協賛金キックバック疑惑と補助金増額の関連性を否定し、それぞれの経緯について説明しました。今後の知事選の行方、そして真相究明の進展に注目が集まります。 jp24h.comでは、引き続きこの問題を深く掘り下げていきます。
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