弁護士・細野敦氏(59)が10日放送のTBS「サンデージャポン」(日曜前9・54)に生出演。女性に性的行為を強要したとの報道をめぐり、お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(61)が文芸春秋などに損害賠償などを求めた訴訟について8日に双方の話し合いに基づき、松本側は訴えを取り下げ、文春側が同意して裁判が終結した件に言及した。
【写真】吉本興業が公式サイトで発表した「松本人志に関するお知らせ」
松本側と文春側は、ともに金銭の授受はないとコメントしていて、細野氏は「松本さん側としては女性側に慰謝料払ったり、口止め料払ったりしたことは一切ないということをアピール。女性側も文春の取材にお金目的じゃなかったことをアピールしたいので。双方合意に至っているという感じだと思います」と推測。
和解ではなく、取り下げとなった理由については「和解の場合は、裁判を起こそうと思っても次はもう起こせませんよということ。取り下げなら、もう1回裁判を起こそう思えば起こせる。本当だったら和解ですり合わせができたはずなんですけど、なかなか条件が折り合わなかったと思われます。裁判を終わりにしましょうねということで合意ができたのかなという感じ」と述べた。
文春側が取り下げに応じたのは「裁判を進めるなかで、女性側の証言がキーポイントになってくるんですけど。女性側の証言だけで勝訴できるのかという点については、文春も敗訴リスクを考えたと思う。一連の記事ついて文春側にも非難が集まりましたから。敗訴すると大きな不利益をこうむるというのはあったと思う」と説明。文春側は「女性らと協議のうえ、被告として取り下げに同意することにしました」としており、細野氏は「女性側の意見も聞いているというのはかなり特殊で、かなり気を遣っているということ」と語った。