島倉千代子さん。その名は、日本の歌謡界に燦然と輝き続ける星です。2013年11月8日にこの世を去ってから10年以上経った今でも、その歌声と人柄は多くの人々の心に深く刻まれています。今回は、彼女の最後のレコーディング秘話と、深い愛情が込められた遺贈について、改めてご紹介したいと思います。
最後の歌声「からたちの小径」に込められた想い
死の直前、病魔と闘いながらも歌への情熱を燃やし続けた島倉千代子さん。最後の楽曲となった「からたちの小径」は、亡くなるわずか3日前に自宅マンションで録音されました。録音機材を持ち込み、まさに命を削るような想いで歌われたこの曲は、発売後オリコン演歌部門で2週連続1位を獲得。多くの人々の心を震わせました。
島倉千代子さんの写真
2億円マンションの遺贈…その背景にあった深い愛情
島倉千代子さんは、東京・渋谷区神宮前にあるマンションを所有していました。最期まで入院していた東京共済病院への深い感謝の気持ちから、このマンションを遺贈することを決意したのです。その金額は、なんと2億円相当。この決断の裏には、彼女の人生の軌跡と、温かい人柄が深く関わっていました。
兄弟への思いと、晩年を支えた人々への感謝
実弟の島倉征夫氏によると、遺言状には、4人の兄弟それぞれに300万円ずつが遺贈され、「これからも仲良くやってください」というメッセージが添えられていたといいます。また、晩年にお世話になった人々にも、兄弟と同額、もしくはそれ以上の金額が遺贈されたとのこと。彼女の深い愛情と感謝の念が伝わってくるエピソードです。
東京共済病院は、「故人の御遺志により遺贈の申し出があり、これをお受けすることにしたものです」とコメント。93年に乳がん手術を受け、最期の時もこの病院で過ごした島倉さんにとって、東京共済病院は特別な場所だったのでしょう。
歌声と人柄…永遠に語り継がれる島倉千代子の魅力
島倉千代子さんの歌声は、時代を超えて愛され続けています。そして、彼女の温かい人柄、深い愛情と感謝の気持ちは、多くの人々に感動を与え、語り継がれていくことでしょう。まさに、日本の歌謡界の宝と言える存在です。
この記事を読んで、島倉千代子さんの歌声やエピソードを思い出された方もいるのではないでしょうか。ぜひ、あなたの思い出や感想をコメント欄で共有してください。また、この記事が役に立ったと思ったら、シェアしていただけると嬉しいです。jp24h.comでは、他にも様々な情報を発信していますので、ぜひご覧ください。