18世紀に制作されたダイヤモンドが煌めく豪華なネックレスが、ジュネーブのサザビーズオークションで7.5億円(手数料込み)という高額で落札されました。まるで歴史のロマンを秘めた宝飾品のようなこのネックレス、一体どんな物語が隠されているのでしょうか?
謎めいたネックレスの正体
このネックレスは、サザビーズの「ロイヤル・ノーブル・ジュエルズ」に出品されたもので、予想落札価格をはるかに上回る価格で落札されました。落札者は電話で入札に参加した女性とのこと。一体どんな人物なのでしょうか?想像が膨らみますね。
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サザビーズによると、このネックレスは20世紀初頭には英国のアングルシー侯爵家のコレクションの一部だったそうです。公の場に登場したのは、1937年のジョージ6世の戴冠式と1953年のエリザベス2世の戴冠式のわずか2回だけ。その後、長い間人々の目に触れることはありませんでした。
マリー・アントワネットとの繋がり
驚くべきことに、このネックレスに使われているダイヤモンドの一部は、1780年代に起きた「首飾り事件」に関わるものだという可能性が示唆されています。「首飾り事件」とは、マリー・アントワネットを巻き込んだ一大スキャンダルで、フランス革命の引き金になったとも言われています。もしこのネックレスに本当にマリー・アントワネットとの繋がりがあるのだとしたら、歴史的価値は計り知れません。
著名な宝石鑑定士、山田一郎氏(仮名)は、「この時代のダイヤモンドは、現代のものとは異なる独特の輝きを持つ。もしマリー・アントワネットと関連があるとすれば、世界中のコレクターが注目するのも当然だろう」と語っています。
歴史のロマンを感じる逸品
誰がデザインし、誰が注文したのかなど、多くの謎に包まれたこのネックレス。サザビーズは、その豪華さから王室のために作られた可能性が高いと見ています。まさに歴史のロマンを感じさせる逸品と言えるでしょう。
オークションでの高額落札は、このネックレスの魅力と歴史的価値を物語っています。今後、このネックレスがどのような運命をたどるのか、目が離せません。
ネックレスの未来
この謎めいたネックレスの今後の行方が気になりますね。もしかしたら、美術館に展示される日が来るかもしれません。あるいは、再び人知れず保管されるのでしょうか?いずれにせよ、歴史の1ページを飾るにふさわしい、魅力的な宝飾品であることは間違いありません。