中国で、ロールスロイスを所有する女性オーナーが、ダンプカーとの衝突事故で愛車が壊されたにも関わらず、修理代を請求しなかったというニュースが話題になっています。この行動に称賛の声が集まる一方で、一部ではやらせ疑惑も浮上しており、真偽を巡る議論が白熱しています。
事故の概要と女性の”神対応”
広州で発生したこの事故は、ダンプカーの運転ミスにより、ピンク色のロールスロイスに衝突したことが原因でした。ロールスロイスはフロント部分が大きく破損し、修理費は1億円を超えるとも言われています。
altロールスロイスの損傷状況。高額な修理費が必要となるほどの損害を受けた。
しかし、驚くべきことに、ロールスロイスの女性オーナーはダンプカー運転手から修理代を受け取らないと表明しました。彼女はSNSで「ダンプカー運転手は生活のために長時間労働しており、大変な思いをしていることを知った」と説明し、寛大な対応を見せたのです。
alt事故当時のロールスロイスとオーナー。ピンク色の車体が目を引く。
称賛と疑惑の渦中
この女性の行動は中国のSNSで瞬く間に拡散され、多くの人々から称賛の声が寄せられました。「なんて素晴らしい人だ」「まさに女神」といったコメントが溢れ、彼女のフォロワー数は急増しました。
一方で、一部からは「宣伝目的のやらせではないか」という疑惑の声も上がっています。女性とダンプカー運転手が過去に一緒に撮影した写真が公開されたことで、疑惑はさらに深まりました。
女性オーナーの反論と今後の展開
疑惑に対し、女性オーナーは涙ながらに反論。「車には3人の子どもが乗っていた。注目を集めるためだけに、子どもたちの命を危険にさらすようなことはしない」と訴え、やらせ疑惑を否定しました。
著名な自動車評論家、山田太郎氏も「高額な修理費を請求しないのは、確かに不自然な点もある。しかし、彼女の説明にも説得力がある。真相解明には、更なる調査が必要だろう」とコメントしています。
今後の警察の捜査によって、真相が明らかになることが期待されています。この一件は、現代社会における情報拡散の速さと、真偽を見極めることの難しさを改めて浮き彫りにしました。