図書館といえば、市民の知の宝庫。誰もが自由に情報にアクセスできる、開かれた場所であるはずです。しかし、その図書館が、情報公開を拒否しているという、信じがたい現実が和歌山市で起こりました。一体何が起きているのでしょうか?本記事では、フリーライターの日向咲嗣氏が目の当たりにした、衝撃の黒塗り公文書問題について深堀りしていきます。
92%が黒塗り!?開示された公文書の闇
2018年、和歌山市教育委員会に情報開示請求を行った日向氏のもとに届いたのは、ダンボール箱いっぱいの公文書。しかし、その中身は目を疑うようなものでした。なんと、約1400枚もの文書の92%が黒塗りされていたのです。
alt 和歌山市教育委員会から開示された、92%が黒塗りの公文書の山
部屋いっぱいに広げられた黒塗りの文書は、まるで異様な光景。本来であれば、市民が知るべき情報がそこに記されているはずなのに、その内容は闇に葬られているかのようでした。これは、市民の「知る権利」を著しく侵害する行為ではないでしょうか。
行政の透明性を謳う一方で、このような隠蔽体質がまかり通っている現状に、日向氏は強い憤りを覚えました。一体なぜ、これほどまでに情報が隠蔽されなければならないのでしょうか?
情報公開を拒む図書館…その背後にあるもの
さらに衝撃的なのは、この黒塗り公文書を作成したのが、市民図書館であったという事実です。図書館は、市民の情報アクセスを支援する機関であるはずです。しかし、和歌山市図書館は、新図書館建設に関する情報を、ほぼ全て黒塗りにして開示したのです。
図書館職員は、市民の知的好奇心を満たすため、親身になって情報提供をしてくれる存在として知られています。しかし、今回の件は、図書館に対する信頼を揺るがすものでした。情報公開の精神はどこへ行ってしまったのでしょうか?
情報公開法専門家の山田教授(仮名)は、「図書館による情報隠蔽は、市民の知る権利を著しく阻害する行為であり、断じて許されるものではない。情報公開の原則に立ち返り、透明性の高い行政運営を行う必要がある」と指摘しています。
市民の知る権利を守るために
日向氏は、この問題を深く追及し、黒塗り公文書の背後にある真実を明らかにしようと奮闘しています。市民一人ひとりが、情報公開の重要性を認識し、声を上げていくことが、透明性の高い社会を実現するために不可欠です。
私たちにできること
この問題は、決して他人事ではありません。私たちの社会が、より良い方向へ進むためには、情報公開の徹底が不可欠です。一人ひとりが問題意識を持ち、声を上げていくことで、より透明性の高い社会を実現できるはずです。
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