元SMAPの森且行さんが、オートレーサーとして歩む波乱万丈の人生を描いたドキュメンタリー映画『オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版』が公開されます。この記事では、森さん自身の言葉を通して、壮絶なリハビリ、不屈の精神、そして支えてくれた人々への感謝の思いに触れていきます。
重傷からの復活劇:不屈のレーサー魂
2020年、悲願の日本一に輝いた森さん。しかし、その喜びも束の間、わずか数か月後に落車事故で重傷を負い、生死の境を彷徨います。映画は、この壮絶な事故からのリハビリ、そして再びオーバル(レース場)に戻るまでの軌跡を克明に描いています。
森且行選手がレースに復帰した際の写真
回復への道のりは長く険しいものでした。担当医でさえ驚くほどの冷静さと辛抱強さでリハビリに励む森さん。その胸中には、元SMAPメンバーの中居正広さんからの言葉が常にあったと語ります。深い絆で結ばれた仲間からの激励が、どれほどの力になったのか、想像に難くありません。
3年間の密着取材:番組から映画へ
当初はTBS系列の番組『あさチャン!』の取材オファーから始まったこのプロジェクト。番組総合演出の穂坂友紀監督からの熱意あふれる手紙に心を動かされ、出演を決意した森さん。その後、『情報7daysニュースキャスター』、『情熱大陸』と出演を重ねる中で、映画化の話が持ち上がります。
「まさか映画になるとは…」と驚きながらも、穂坂監督の「絶対成功させます!」という強い決意に押され、森さんも「ファンの方が喜んでくれる映画になるなら」と快諾。こうして、2年間の密着取材を経て、『オートレーサー森且行 約束のオーバルへ』がTBSドキュメンタリー映画祭で上映されました。
そして今回、さらに1年間の密着映像を加え、再編集された劇場版が公開されることになりました。
全国60ヶ所以上での公開:ファンの声援に応えて
当初は数ヶ所での限定公開を想定していたという森さん。しかし、全国60ヶ所以上での公開が決定し、「逆に心配です(笑)」と謙遜しつつも、喜びを隠しきれない様子。
森且行選手がレースの様子
映画では、復帰戦までの道のり、そして再びオーバルを疾走する姿が描かれています。多くのファン、そして彼を支え続けた人々の期待に応えるべく、森さんは走り続けます。
森且行の挑戦は続く
オートレーサーとしての新たなスタートを切った森且行さん。この映画は、彼の不屈の精神と、夢を諦めないことの大切さを教えてくれます。ぜひ劇場で、その感動を体感してください。