【キーウAFP時事】ウクライナ軍関係筋は22日、ロシア軍の攻勢にさらされている東部ドネツク州のクラホボ周辺で、1日に200~300メートルの前進を許していると明らかにした。
一方、ウクライナが越境攻撃を仕掛けているロシア西部クルスク州では、支配地域が大幅に縮小しているという。
同筋は、クラホボの戦況は、猛攻を受ける同州ポクロフスク方面よりも「悪い」と指摘。今年8月から反撃を仕掛けているクルスク州では、最大約1400平方キロメートルあった支配地域が約800平方キロメートルまで減少したと明らかにした。
専門家は、紛争の早期終結を掲げるトランプ次期米大統領の就任を前に、ロシアとウクライナの双方が前線での優位を確立しようと激しく争っているとみている。