年末の華やかなイベント、クリスマスディナーショー。豪華な食事と憧れのアーティストの歌声に酔いしれる特別な夜…のはずが、物価高騰の波はここにも押し寄せ、チケット価格は高騰の一途を辿っています。果たして、手の届く贅沢ではなくなりつつあるのでしょうか?本記事では、2024年のディナーショー事情を紐解き、価格高騰の背景や人気アーティストの動向を探ります。
クリスマスディナーショーの魅力とは?芸能リポーターが語る特別な体験
クリスマスディナーショーは、他の時期のショーとは一線を画す特別な魅力があると、芸能リポーターの川内天子さんは語ります。「ステージを降りて観客に近づいてくれるアーティストもいて、表情や息遣いまで感じられる臨場感は格別」とのこと。まさに、ファンにとっては至福のひとときと言えるでしょう。
クリスマスディナーショーのイメージ
チケット争奪戦!玉置浩二は最高額でも即完売
人気アーティストのディナーショーともなれば、チケットは争奪戦必至。例えば、玉置浩二さんのディナーショーはファンクラブ限定の7公演で、価格は6万5000円と2024年の最高額。それでも既に完売という人気ぶりです。「やすらぎボイス」で聴衆を魅了する玉置さんの歌声は、年を重ねるごとに深みを増し、多くのファンを惹きつけてやまないのでしょう。
値上げの背景は?アーティストの“ステップアップ”戦略?
玉置浩二さんは昨年と価格据え置きですが、五木ひろしさんやさだまさしさんはそれぞれ2000円、1000円と値上げしています。これはアーティストの“ステップアップ”を反映している可能性があると川内さんは指摘。「クリスマスディナーショーは1年間頑張った自分へのご褒美として楽しむ人も多いので、少額の値上げはあまり気にされない」とのこと。しかし、この傾向が続けば、数年後には驚くほどの高額になっているかもしれません。
髙橋真梨子、全国ツアーの合間を縫ってディナーショー開催
髙橋真梨子さんも1000円値上げし、5万5000円となりました。全国ツアーの合間を縫っての開催ということで、体力的に大変なはず。それでもファンの声に応えようと決意した髙橋さんのディナーショーでは、ツアーとはまた違った魅力を堪能できることでしょう。
近藤真彦、還暦イヤーのディナーショーは強気の価格設定?
近藤真彦さんは昨年と同じ5万8000円。還暦という節目の年に開催されるディナーショーですが、近年はレーシングチーム運営の会長職を務めており、歌手としての活動は控えめ。そのため、この価格は強気と言えるかもしれません。それでもチケットが売れているということは、根強いファンが多いことの証でしょう。
ディナーショーの高額化、未来はどうなる?
物価上昇の影響を受け、ディナーショーのチケット価格は上昇傾向にあります。一部のアーティストは価格据え置き、あるいは小幅な値上げにとどめていますが、全体的には高額化が進んでいるのが現状です。今後、この傾向がどのように変化していくのか、そして、ファンにとって手の届く贅沢であり続けるのか、注目が集まります。