NewJeans、今最も勢いのあるK-POPガールズグループが所属事務所ADORとの契約解除を求める内容証明を送付したという衝撃的なニュースが韓国芸能界を揺るがしています。 一体何が彼女たちを突き動かしたのか、そして今後の展開はどうなるのか、詳しく見ていきましょう。
NewJeans、ADORへ内容証明送付の背景
2022年7月に鮮烈なデビューを飾り、瞬く間にスターダムにのし上がったNewJeans。彼女たちの輝かしい活躍の裏で、事務所との間に深刻な亀裂が生じていたことが明らかになりました。 メンバーはADORに対し、HYBEスタッフによるNewJeansの評価を下げる発言、過去の写真や映像の無断公開、ハニへの軽視発言など、複数の問題点を指摘し、是正を求める内容証明を送付しました。 14日以内に対応がない場合は、専属契約の解除も辞さない構えを見せています。
NewJeansのメンバー
ADOR側は「問題解決に最善を尽くす」と声明を発表していますが、具体的な対応策は示されていません。 韓国芸能界では、この内容証明は法廷闘争への布石と見ている関係者が多いようです。
契約解除の場合、違約金は500億円規模?
仮にNewJeansが契約解除に踏み切った場合、気になるのが違約金の額です。韓国公正取引委員会の標準専属契約書に基づくと、違約金は4000億〜5000億ウォン(約440億〜550億円)にものぼると試算されています。メンバー1人あたり1000億ウォン(約110億円)という途方もない金額です。 これは韓国芸能界における契約解除の違約金としては過去最大規模となる可能性があります。
韓国の芸能法専門家、キム・ヨンチョル氏(仮名)は「契約解除に伴う違約金の額は、直近2年間の平均月収に残存契約期間を掛けた金額で算出されます。NewJeansの場合、デビューからわずか1年で驚異的な売上を記録しているため、違約金も高額になるでしょう」と分析しています。
契約解除は容易ではない?ADOR側の違反立証が鍵
しかし、NewJeansが実際に契約解除にこぎつけるのは容易ではないという見方も強いです。ADORが具体的にどの契約条項に違反したのかが明確でないため、ADOR側の違反を立証することが困難だと予想されます。
KPOPアイドルグループ
FIFTY FIFTYのように事務所の冷遇を理由に契約解除を求めるケースもありますが、NewJeansは業界最高レベルの待遇を受けているとされており、FIFTY FIFTYと同じ論理で争うのは難しいでしょう。
仮にNewJeans側が敗訴した場合、巨額の違約金を支払うだけでなく、事務所との関係も修復不可能となり、今後の活動にも大きな影響が出ることが懸念されます。
注目される今後の展開
今回の騒動は、韓国アイドル業界の構造的な問題を浮き彫りにしています。 若くしてデビューするアイドルたちの権利保護、そして事務所との適切な関係構築の重要性が改めて問われています。 NewJeansとADORの対立がどのような結末を迎えるのか、今後の展開に注目が集まります。