石破茂首相の南米歴訪、特にAPEC首脳会議における一連の行動が、国内外で物議を醸しています。中国の習近平国家主席らとの会談は実現したものの、ドナルド・トランプ次期米大統領との面会は叶わず、外交成果は限定的だったと言えるでしょう。しかし、それ以上に注目を集めているのが、石破首相の外交儀礼を逸脱した異様な振る舞いです。果たして、何が問題だったのでしょうか?
スマートフォンに夢中?各国首脳への挨拶を軽視か
APEC首脳会議の場で、石破首相が手元のスマートフォンに夢中になっている姿が目撃されました。各国首脳が挨拶を交わし、活発に交流する中、一人だけスマートフォンを操作する姿は、異様で場違いな印象を与えたと言わざるを得ません。
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さらに、ペルーのディナ・ボルアルテ大統領、マレーシアのアンワル・イブラヒム首相、カナダのジャスティン・トルドー首相が石破首相に挨拶に訪れた際も、首相は席に座ったまま握手を行いました。この様子は官邸ホームページにも掲載されており、外交儀礼上、非常に問題のある行為として批判が集中しています。「国際儀礼専門家A氏」は、「着席したままの握手は、相手への敬意を欠く行為であり、国際社会では許容されない」と指摘しています。
腕組み、遅刻…相次ぐ失態に批判噴出
歓迎式典では、他の首脳が敬意を表する姿勢をとる中、石破首相だけが腕組みをしている姿が確認されました。国際会議の議論中に、相手に屈しない意思表示として腕組みをすることはあるかもしれませんが、歓迎式典という公式の場で腕組みをするのは、敵対的な態度と受け取られかねません。
また、アルベルト・フジモリ元大統領の墓参の際には、事故渋滞のため各国首脳との集合写真に遅刻。当初は墓参に向かう途中の渋滞と説明されていましたが、後に墓参を終えた後の渋滞だったと訂正されました。いずれにしても、重要な外交の場での遅刻は、日本の信頼を損なう行為と言えるでしょう。
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トランプ次期大統領との面会は実現せず
そして、懸念されていた通り、石破首相はトランプ次期大統領との面会を果たせませんでした。トランプ氏側は、多忙と米国法を理由に挙げているようですが、他の首脳との面会は実現しており、石破首相が意図的に外された可能性も否定できません。「国際政治学者B氏」は、「今回の面会不調は、日米関係の悪化を示唆するものであり、今後の外交戦略の見直しが必要だ」と警鐘を鳴らしています。
まとめ:日本の外交、岐路に立つ
一連の石破首相の行動は、日本の国際的な評判を大きく損なうものでした。外交儀礼を軽視する姿勢は、日本の外交力の低下を印象づけ、国際社会における日本の立場を危うくする可能性があります。今後の日本の外交戦略、そして石破首相のリーダーシップが問われています。