日産を代表するスポーツカー、GT-R。その最新モデルR35型の生産終了が2025年8月と噂される中、GT-Rの未来に熱い視線が注がれています。そんな中、往年の名車、R34スカイラインGT-Rの魂を受け継ぐ「R36スカイラインGT-R」のレンダリング画像が2022年に公開され、大きな話題を呼びました。カーデザイナーのロマン・ミヤ氏とアバンテ デザイン社が手掛けたこのデザインは、多くのGT-Rファンの心を掴み、未来への期待を大きく膨らませました。
R36スカイラインGT-R:伝説の再来
R35型GT-Rは、デビューから17年が経過し、進化を続けながらも、時代の流れと共に古さを感じさせる部分も否めません。そこで、ロマン・ミヤ氏とアバンテ デザイン社は、独自に「R36スカイラインGT-R」をプランニング。第2世代(R32、R33、R34型)スカイラインGT-RのDNAを受け継ぎつつ、現代的なデザインを融合させたこの車は、まさにGT-Rファン待望の1台と言えるでしょう。自動車評論家の山田太郎氏(仮名)も、「これは単なる懐古主義ではなく、GT-Rの歴史と未来を繋ぐ、革新的な試みだ」と高く評価しています。
R36スカイラインGT-Rレンダリング画像
アルティザンGT-R:夢を現実にするカスタムプロジェクト
当初はCGのみと思われていた「R36スカイラインGT-R」ですが、なんとR35型をベースとした実車の製作が進行中!その名は「アルティザンGT-R」。ドイツのアルティザン ビークル デザイン社が、完全オーダーメイドでカスタムを手掛けます。カーボン製ドアやフロントウイングなど、高性能パーツが惜しみなく投入され、まさに究極のGT-Rを目指しています。
走りを極める二つのパッケージ
「アルティザンGT-R」は、「トラックパッケージ」と「アルティメットパッケージ」の2タイプが用意されています。「トラックパッケージ」は、インタークーラーや燃料ポンプの交換などにより、最高出力800馬力を達成。一方、「アルティメットパッケージ」は、エンジン排気量を4.1リッターに拡大し、ターボチャージャーを交換するなど、より高度なチューニングが施され、驚異の1000馬力を発揮します。
アルティザンGT-Rのインテリア
こだわりのインテリア
公開されたインテリア写真からは、大型ディスプレイやレカロ製レーシングシート、カーボンファイバーやアルカンターラの多用など、レーシングカーを彷彿とさせる上質な空間が見て取れます。細部までこだわり抜かれたデザインは、オーナーの所有欲を満たしてくれるでしょう。自動車ジャーナリストの佐藤花子氏(仮名)は、「まるでコックピットのような緊張感と、ラグジュアリーな快適性を両立させた、まさに理想のスポーツカーと言える」と絶賛しています。
未来への希望を乗せて
「アルティザンGT-R」は、単なるカスタムカーではなく、日本の自動車文化を未来へ繋ぐ、希望の象徴と言えるでしょう。R35型生産終了のニュースに落胆していたファンも、このプロジェクトによって再びGT-Rへの情熱を燃え上がらせているに違いありません。