M-1グランプリ2024、記念すべき20回目の開催が迫り、お祭りムードが高まる中、最大の注目はやはり令和ロマンの2連覇でしょう。史上初の快挙達成となれば、バラエティ界はどう変わるのか？ 今回は、令和ロマン2連覇後の世界線を大胆に予想します。
史上初の偉業への挑戦、その道のりは？
令和ロマン以前にも、2連覇に挑んだコンビは存在します。2008年王者NON STYLEは、翌年もファイナルステージに進出するも、惜しくもパンクブーブーに敗れました。実力派NON STYLEでさえ届かなかった頂、その険しさは想像を絶します。
M-1優勝には、並々ならぬ覚悟と実力、そして多くの犠牲が伴うと言われています。だからこそ、2連覇を目指すコンビは少なく、挑戦自体が偉業なのです。令和ロマンの高比良くるまさんは、漫才論を深堀りした著書『漫才過剰考察』を出版するなど、M-1への並々ならぬ情熱を窺わせます。予選でのネタを見る限り、2連覇の可能性は十分にあると言えるでしょう。
令和ロマンの高比良くるまさん（左）と松井ケムリさん（右）
テレビと芸人の関係に変化？
令和ロマンが2連覇を果たした場合、テレビと芸人の関係性に大きな変化が訪れると予想されます。M-1優勝には、観客や審査員を唸らせる斬新なネタが必須です。特に近年は参加者も増え、レベルが格段に向上しているため、使い古されたネタでは勝ち残れません。
そのため、多くの芸人は新ネタ作りに心血を注ぎます。令和ロマンも昨年の優勝後、テレビ出演を控え、舞台を中心にネタの精度を高めてきました。まるでアスリートのように、M-1に全てを捧げているのです。 一度目の優勝で、彼らはテレビスターよりも漫才師としての道を確立したと言えるでしょう。
M-1グランプリのトロフィー
彼らはテレビ出演を最小限に抑えながらも、配信や舞台で着実に活躍しています。 漫才師としての矜持を保ちつつ、新たな活躍の場を広げている令和ロマン。2連覇達成となれば、その影響は計り知れません。バラエティ界の未来に、新たな風を吹き込む存在となるでしょう。
新時代を切り開く、令和ロマンの挑戦
令和ロマンのM-1グランプリ2連覇は、単なる記録更新にとどまらず、バラエティ界の新たな可能性を示す象徴的な出来事となるでしょう。彼らの挑戦は、これからの芸人たちに大きな影響を与え、業界全体の活性化に繋がるはずです。 今後の活躍に、ますます期待が高まります。
