シンガー・ソングライター山下達郎(71)が、5日にNHKホールで行った全国ツアー東京公演を、途中で打ち切った。風邪のため、11月26、27日の埼玉公演は延期したが、前日4日の東京公演は無事に終えた矢先だった。
公式サイトで「いつも山下達郎を応援していただき、ありがとうございます。本日12月5日(木)のNHKホールでの公演は、山下本人が納得のいくパフォーマンスをお届けできないと判断し、公演途中ではありましたが中止とさせていただきました」と報告。「公演を楽しみにご来場いただいた皆様には、大変なご迷惑とご心配をおかけいたしますことを、心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。
また「なお、振替公演の有無や日程、払い戻しなどの詳細に関しては、決定次第、ご案内いたします。皆様のご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます」と告知した。
来場者によると、山下は風邪が完全には治っていないとしたものの、1時間ほど歌唱。ただ、ライブ後半に向けて完全なパフォーマンスが難しいことを恐縮気味に告げたという。客席からはスタンディングオベーションでエールを送られ、「お大事に」などの声も飛び、達郎も振替公演実施への意欲を見せるなど、温かい空気に包まれていたという。
山下は、11月26日、27日に大宮ソニックシティ大ホールにて開催を予定していた公演も1月に延期。公式サイトで「山下達郎に風邪による咳の症状がみられるため、急遽開催を見送らせていただくこととなりました。直前でのご案内となり、公演を楽しみにお待ちくださっていた皆様、ならびに関係者の皆様には、大変なご迷惑とご心配をおかけいたしますことを、心よりお詫び申し上げます」と報告していた。