じつは「耳の治療」だけではなく、「心のケア」も必要…ストレスによる「めまい」を改善する4つの習慣


【グラフで見る】男女別・年齢別、めまいを訴える人の割合

■めまいは、じつは「心の病」でもある

 さらに悪いことに、めまいのつらさは他人には理解されないことが珍しくはなく、仕事を休んだりすると「さぼっているんじゃないの」などと、心ない言葉を投げかけられるようなこともあります。すると、症状がより重くなるという悪循環に陥ってしまいます。

 このような例からもわかるとおり、ストレスはめまいの症状を悪化させることが医学的にあきらかになっていて、次にあげるような傾向がある人はめまいの発症率が高いことがわかっています。

・ネガティブな感情を抱きやすい人
・イライラしやすい人
・真面目で几帳面な人

・持続性知覚性姿勢誘発めまい
・メニエール病
・片頭痛性めまい
 です。とくにメニエール病は「耳のストレス病」とも言われています。
私たちの耳は、じつは非常に繊細で、ストレスの影響をとても受けやすい器官です。強いストレスを感じたとき、心は壊れないように踏ん張れていたとしても、耳は耐え切れず、心よりも先に壊れてしまう人もいるのです。

 ストレスが原因の場合、耳の治療だけでは治らず、心のケアも必要になります。ですから、本来、めまいを治療するときには、耳の状態だけではなく、心の状態も診る必要があるのです。



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