公務員のお父さんが定年後も再就職するとなると、「お父さん、大丈夫…？」と心配になりますよね。公務員は安定しているイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか？この記事では、公務員の生涯年収や平均支出から定年退職時の貯蓄額をシミュレーションし、なぜ定年後も働く公務員が多いのか、その理由を探ります。将来への不安を解消し、明るい未来を描けるよう、一緒に考えていきましょう！
公務員の生涯年収は？現役時代の収入を徹底分析！
まずは、公務員の生涯年収について詳しく見ていきましょう。人事院給与局の「令和4年国家公務員給与等実態調査報告書」を参考に、大学卒業後22歳から60歳までの38年間働いた場合の生涯年収を計算してみました。
公務員の平均給与とボーナス
各年齢の給与とボーナス（4.5ヶ月分と仮定）を合計すると、給与の総額は約1億7839万円、ボーナスの総額は約6690万円。合わせて約2億4529万円となります。さらに、内閣官房内閣人事局の「退職手当支給状況」によると、定年退職時の退職金の平均は約2112万円。これらを合計すると、公務員の生涯年収は約2億6641万円と推定できます。
貯蓄額は？生活費から老後資金の実態に迫る！
生涯年収は約2億6641万円と分かりましたが、実際の貯蓄額はどれくらいなのでしょうか？総務省統計局の「家計調査報告」によると、二人以上の勤労者世帯の平均消費支出は約31万8755円。これを38年間続けると、総支出は約1億4535万円になります。生涯年収からこの支出を引くと、約1億2106万円が残ります。
一見すると、かなりの金額が貯蓄できているように見えますね。しかし、住宅ローンや教育費、車の購入など、大きな支出を考えると、実際の手元に残る金額は大きく変動する可能性があります。
公務員の退職金イメージ
さらに、65歳以上の無職夫婦世帯では、毎月の家計が約3万7916円不足しているというデータも。年間で約45万円、30年間で約1365万円の不足額を老後資金から補填する必要があると考えると、必ずしも安心とは言えない状況が見えてきます。ファイナンシャルプランナーの山田さん（仮名）も「公務員だからといって安心せず、ライフプランに合わせた貯蓄計画を立てることが重要です」と指摘しています。
なぜ再就職？定年後も働く理由を考察
公務員は安定した収入を得られるイメージがありますが、それでも定年後も働く人が少なくありません。その背景には、年金だけでは生活費が不足する、趣味や旅行などにお金を使いたい、社会との繋がりを維持したい、といった様々な理由が考えられます。
人生100年時代と言われる現代、長く健康でいるためには、やりがいを持って社会に参加し続けることが大切です。再就職は、収入を得るだけでなく、生きがいを見つけるチャンスにもなるでしょう。
まとめ：公務員もライフプランニングが重要！
公務員といえども、将来の不安を解消するためには、早いうちからライフプランニングを始めることが大切です。収入や支出を把握し、将来に必要な資金を計画的に準備することで、安心して定年を迎え、充実したセカンドライフを送ることができるでしょう。この記事が、あなたの人生設計の参考になれば幸いです。
