国民民主党の玉木雄一郎代表が6日にXに書き込んだ内容について、立憲民主党、日本維新の会の議員が反発した。玉木氏は2党の議員に対する対応に違いを見せた。
玉木氏は4日の国会における代表質問を受けた記事を引用。「立憲だけでなく維新までもが103万円の壁引き上げを批判しているのは残念。」と記した。
維新は178万円までの引き上げについては「将来世代への負担の先送りでは?」と疑問視。しかし、玉木氏は「現役世代を応援することが、なぜ将来世代への負担の先送りなのか。基礎控除の大幅引き上げを主張している政党が国民民主党しかいないのなら、私たちが踏ん張るしかない」「結局、維新も『税金を払う側』よりも『税金を使う側』の立場を重視されるのですね。思わず、政府与党の答弁かと思いました。」と書いた。
しかし、吉村洋文代表が「日本維新の会は、103万円の壁突破に賛成の立場です。これは代表である僕の過去の発信からも明らかです。質疑者の趣旨は、政府に対して、自治体からの懸念が上がる中、減税の財源を借金に頼るなと釘を刺すものです。」と反論。すると玉木氏は「吉村知事、失礼しました。ご説明ありがとうございます。安心しました。地方財政にも十分配慮しつつ、30年ぶりの税制改革を実現していきたいと思います。維新の皆様にも、ご協力いただければ幸いです」と謝罪した。
また同様に引き上げには賛成しているとつづった維新の青柳仁士衆議院議員にも「それは失礼しました。103万円の『壁』そのものを否定されているような質問だったので、安心しました。」とつづった。
玉木氏の書き込みに同様に反応したのが立憲の米山隆一氏。「これも極めてミスリーディングですが、立憲も維新も、103万円の壁を解消すること自体は賛成しています(誰も反対していません)。私も賛成です。問題は上げ幅を、妥当な範囲にするべきだと言うことです。事実に基づいた議論をお願いします。」とコメント。杉尾秀哉氏も「玉木さん、立憲は103万円の壁の引き上げを批判していませんので、誤った認識による投稿は控えて頂きますようよろしくお願いします。」と呼びかけた。
しかし、玉木氏は7日になっても2人の書き込みには反応せず。対応が分かれた。