コメ、5キロ3500円の見方 備蓄米の放出継続で安心感か


 農水省によると、4月7~13日のスーパーの平均販売価格は4217円だった。コメの流通に詳しい流通経済研究所の折笠俊輔主席研究員は、備蓄米の流通が今後広がり、コメの供給に対する消費者や事業者の不安が和らぐと分析。5月中旬から値下がりに転じ、6月には3500円程度まで下がる余地があると説明した。

 23日に入札にかけられた備蓄米はすべて古米の2023年産で、過去2回の放出よりも安い落札価格になるとみられる。流通関係者は「業者間の取引価格が下がっており、いずれ小売価格にも影響する」と話した。

 宇都宮大の小川真如助教は今後の価格を予想する上で、25年産の生産状況が重要になると説明した。天候不順がなく稲の生育が順調と分かってくれば、6月ごろから価格は下がると予想した。



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