共産党の志位和夫委員長とれいわ新選組の山本太郎代表は12日、国会内で会談し、共産党が提唱する野党連合政権の樹立に向けた「政権構想」に関する協議を始めるべきだとの考えで一致した。安倍政権による憲法9条改正に反対する方針も申し合わせるなど協力を進めることを確認した。
れいわ関係者によると、山本氏が他党党首と会談するのは7月の参院選後初めて。
両党は消費税廃止が基本方針。会談後、山本氏と共に記者会見した志位氏は、れいわ側が次期衆院選での野党共闘を重視し、消費税率を5%にいったん引き下げる譲歩案を示していることに関し「一つの選択肢だ。検討したい」と語った。山本氏は「一刻も早く(野党間で)協議を始めた方がいい」と訴えた。
会談は共産党が申し入れた。