12月5日、松本若菜が主演を務めるドラマ『わたしの宝物』(フジテレビ系)の第8話が放送された。
「不倫関係の男性との間にできた子を、夫の子と偽って育てる『托卵(たくらん)』を題材にしたドラマですが、終盤を迎え、夫役の田中圭さんが見せる演技が、SNSを中心に話題になっています。また、彼の会社の後輩役で出演している俳優にも、にわかに注目が集まっているんです」(芸能記者)
それは、現在25歳の俳優・中山翔貴のこと。彼について、X上では《ヒデさんの息子だったのか!》《中山秀征さんなの、意外と皆さん知らない感じ?》という声が集まっている。
彼の父親は、タレントの中山秀征なのだが、今回の『わたしの宝物』でそのことを知った人が多いようだ。前出の芸能記者がこう続ける。
「身長180cm超で、甘いマスクが持ち味の翔貴さんは、2022年に父と同じ事務所に所属し、芸能界デビューを果たしました。元宝塚劇団の娘役だった母と、現役人気タレントの父を持つ、まさに芸能界のサラブレッドです。
2023年10月期に放送されたドラマ『下剋上球児』(TBS系)では、高校球児の投手役を熱演し、その本格的な姿が話題となりましたが、それは彼が、最初から俳優を志していなかったことも大きいようです」
2022年デビューということは、大学卒業後に芸能界へと進路を決めたというわけだ。たしかに「2世タレント」としては、やや“遅咲き”のスタートに思える。
「じつは翔貴さんは、プロ野球選手を目指し、小学1年生から大学まで野球を続けていたんです。青山学院大学では、野球部で投手として活躍していました。しかし、腰痛が原因で、プロ野球選手の夢をあきらめざるを得なくなった過去があります。
夢を断念した中山さんは、大学卒業後の進路先として、キー局のアナウンサー試験を受けるも、そちらにも縁がありませんでした。心配した父親の中山さんが、所属事務所関連のスクールに通うようアドバイスにした結果、現在に至っていると聞きます」(同前)
親譲りの“毛並みのよさ”の伸びしろは、まだまだありそうだ。