衛藤晟一(せいいち)沖縄北方担当相は13日、就任後初めて沖縄県を訪問し、玉城デニー知事と県庁で会談した。衛藤氏は「沖縄振興が担当だが、基地負担軽減は内閣挙げてがんばらなければならない。連携を深めてがんばっていきたい」と述べた。その上で「できれば本音の話も聞かせていただきたい」とも述べ、継続して対話を重ねたい意向を示した。
玉城氏は米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設の断念を要求。「米軍基地の整理縮小は経済活動にも良い影響を及ぼす。衛藤氏の格段のお力添えをお願いする」とも述べた。玉城氏はまた、来年度予算沖縄振興関連概算要求の満額確保や、沖縄県を対象とした特定免税店制度の延長など21項目に上る要望書を衛藤氏に手渡した。
衛藤氏は県議会の新里米吉議長とも会談したほか、糸満市の国立沖縄戦没者墓苑などを参拝した。