「女芸人No.1決定戦 THE W 2024」で、にぼしいわしが8代目女王に輝きました。しかし、祝福ムードの一方で、ネット上では相変わらず厳しい声が上がっています。視聴率も他のお笑い賞レースに水をあけられている現状、一体何が問題なのでしょうか。本記事では、『THE W』が抱える真の課題に迫ります。
ネタのレベルと視聴者の不信感
『THE W』への批判で最も多いのは、ネタのレベルについてです。出場資格を女性芸人に限定している以上、ある程度のレベル差は避けられないかもしれません。しかし、初回から現在に至るまで、批判の内容がほぼ変わっていない点は深刻です。
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制作サイドが「過去最高のエントリー数」「熾烈な争い」と煽ったり、審査員が過剰に褒めたりする現状は、視聴者の不信感を増幅させているように見えます。「900組以上から選ばれたファイナリストがこのレベル?」「MCも審査員も無理やり笑っている」といった声が上がるのも当然と言えるでしょう。
逆差別と静観するお笑いファン
「面白くないのに持ち上げるのは女性芸人への逆差別」「女性相手だからダメ出しをしないのか」といった声も目立ちます。審査員が的確な指摘をしなければ、レベルアップは難しいでしょう。
さらに深刻なのは、お笑いファンの反応です。『M-1』や『キングオブコント』では、お笑い好きがネット上で活発に感想や考察を共有しますが、『THE W』に関しては静観ムードが漂っています。「まだ論ずるに値しない」と思われているとしたら、大きな問題です。
真の課題:お笑いへの真摯な取り組み
『THE W』の真の課題は、お笑いに対する真摯な取り組みが不足している点にあるのではないでしょうか。出場者、審査員、制作サイド、そして視聴者、すべてがお笑いに真剣に向き合うことで、初めてレベルアップが実現するはずです。
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例えば、有名料理研究家のA氏は「素材の味を最大限に活かすことが、真に美味しい料理を作る秘訣」と語っています。これはお笑いにも通じるのではないでしょうか。女性芸人ならではの感性を活かし、既存の枠にとらわれない斬新な笑いを追求することで、『THE W』は真の輝きを放つはずです。
『THE W』には、まだまだ伸びしろがあります。批判の声を真摯に受け止め、お笑いに真摯に取り組むことで、未来のお笑い界を牽引する存在となることを期待しています。