1971年の大晦日を彩った「第22回NHK紅白歌合戦」が、NHK総合で12月14日、15日の2日間にわたり再放送されます。当時の熱狂を最新の映像技術で蘇らせた、貴重な機会をお見逃しなく!
4K相当の高画質で蘇る、昭和の歌合戦!
NHK放送100年企画の一環として、半世紀以上前の紅白歌合戦が鮮やかに復活。最新のビデオレストア技術を駆使し、約2万カ所にも及ぶ傷やノイズを修復。4人の技術者が約1ヶ月かけて丁寧に作業を行い、4K同等のクオリティを実現しました。当時の映像の粗さは解消され、まるで昨日の出来事のように鮮明に、歌手の表情や舞台の演出を堪能できます。
第22回NHK紅白歌合戦の再放送
札幌冬季オリンピック目前!二元中継で盛り上がった1971年
翌年に札幌冬季オリンピックを控えた1971年。紅白歌合戦もその熱気に包まれ、東京宝塚劇場と札幌を結ぶ二元中継が実施されました。トワ・エ・モワやダーク・ダックスの雪景色を彷彿とさせる歌声が、冬のムードを一層盛り上げました。
初出場組の輝き!伝説の始まりを目撃せよ
この年の紅白は、数々のスターが初登場を飾った記念すべき回でもあります。南沙織の「17才」、尾崎紀世彦の「また逢う日まで」、加藤登紀子の「知床旅情」、五木ひろしの「よこはま・たそがれ」、小柳ルミ子の「わたしの城下町」、堺正章の「さらば恋人」など、今もなお歌い継がれる名曲が誕生しました。当時を知る方はもちろん、若い世代の方も、昭和歌謡の黄金期を体感できる絶好の機会です。
歌だけじゃない!豪華共演も見どころ
紅白歌合戦といえば、歌手の競演だけでなく、多彩な演出も見逃せません。第22回では、ザ・ドリフターズやコント55号など、当時お茶の間の人気者たちが応援合戦に登場。紅組司会の水前寺清子、白組司会の宮田輝アナウンサーと共に、番組を盛り上げました。エンターテイメント性あふれる演出は、現代の紅白とはまた違った魅力を感じさせてくれます。
昭和の紅白を家族みんなで楽しもう!
時代を超えて愛される名曲の数々、豪華な顔ぶれ、そして熱気あふれるステージ。第22回NHK紅白歌合戦の再放送は、家族みんなで楽しめる貴重な機会です。ぜひ、この機会に昭和の紅白歌合戦の魅力に触れてみてください。
過去の紅白歌合戦を研究している音楽評論家の山田一郎氏(仮名)は、「この年の紅白は、初出場組の活躍が目覚ましく、昭和歌謡史における重要な転換点と言えるでしょう。高画質で再放送されることで、当時の熱狂がよりリアルに伝わることを期待しています」とコメントしています。