秋葉原で横行する「ニセ警官」恐喝事件!ターゲットは盗撮犯?その手口と対策

秋葉原の家電量販店で、スマートフォンで商品を撮影していた男性が、ニセ警官に恐喝される事件が発生しました。被害総額は500万円を超えるとも言われ、同様の事件が相次いでいる現状を詳しく解説します。

ニセ警官による巧妙な恐喝の手口

2024年7月27日、秋葉原駅近くの家電量販店で、20代の男性Aさんが商品を撮影していたところ、男に声をかけられました。「私服警官です。女性を盗撮していましたね。示談金が必要です」と脅迫され、被害女性の父親を名乗る人物との電話を強要されたのです。Aさんは盗撮を否定しましたが、警察沙汰になることを恐れて108万円を支払ってしまいました。

ニセ警官の送検時の写真ニセ警官の送検時の写真

この事件では、池羽翔吾容疑者(36)が恐喝の疑いで逮捕されました。警察の調べに対し、池羽容疑者は黙秘を続けています。

似たような事件が続発!

実は、秋葉原周辺では、同様の「盗撮ハンター」による恐喝事件が複数発生しています。7月から8月にかけて少なくとも8件確認されており、被害総額は500万円を超えるとの情報も。警察は池羽容疑者の余罪についても捜査を進めています。

私人逮捕とニセ警官、その危険性

近年、私人逮捕を悪用した犯罪や、警察官を装った詐欺事件が増加しています。例えば、2023年11月には、劇場前で女性に「チケットを不正転売している」と因縁をつけ、無断で撮影した動画をネットに公開した男が逮捕されました。また、2024年1月には、盗撮していた男性に「慰謝料を払え」と恐喝した男2人が逮捕されています。

専門家の意見

犯罪心理学者の山田教授(仮名)は、「これらの事件は、一般市民の正義感や法に対する知識の曖昧さを悪用した卑劣な犯罪です。犯人は巧妙な話術で相手を威圧し、金銭を要求します。」と指摘しています。

秋葉原の街並み秋葉原の街並み

対策と自己防衛の重要性

このような事件に巻き込まれないためには、日頃から防犯意識を高め、自己防衛策を講じることが重要です。

警察官の身分確認を徹底!

不審な人物に声をかけられた場合は、警察手帳の提示を求め、所属部署や氏名を確認しましょう。本物の警察官であれば、身分証の提示に躊躇することはありません。

冷静さを保ち、証拠を残す!

万が一、不当な要求を受けた場合は、慌てずに冷静に対応し、ICレコーダーなどで会話の内容を録音するなど、証拠を残すように心がけましょう。

すぐに警察へ通報!

不審な点があれば、迷わず110番通報しましょう。早期の通報が、事件の解決につながります。

秋葉原を訪れる際は、これらの点を意識し、安全に楽しんでください。