現代社会には欠かせないスマートフォン。
バッテリーを長持ちさせるコツを、家電芸人のかじがや卓也氏に聞きます。
【写真を見る】スマホのバッテリーを長持ちさせるコツは?意外と知らない“スマホ充電の落とし穴”を専門家が解説【ひるおび】
■寒くなる時期、スマホの充電の減りについて街の人は
20代 女性
早い気がします冬のほうが。寒いほうが充電が減っている気がします。
20代 会社員
寒すぎたりすると減りが早い感じはするかもしれない。
20代 学生
よくその話は聞くけど、あまり感じたことはない。
20代 会社員
若干夏より減るような気はしてます。
恵俊彰:
寒いほうが充電の減りが早いという方が多かった気がしますが、
皆さんはどう思いますか?
弁護士 八代英輝:
スキー場で指導してたりすると、あっという間に無くなるんですよ。
驚くほど速く減って、結局トランシーバーとか使うようになります。
家電芸人 かじがや卓也氏:
寒いときはバッテリーの減りが早いですし、充電するときも時間がかかるんですよ。
■スマホのバッテリー、本当に寒さに弱いのか実験
◆気温22℃と気温10℃で同じスマホを使い、2時間同じ動画を視聴した場合
どちらのほうが早く充電が減るのか。
・気温22℃の場合・・・100%→73%
・気温10℃の場合・・・100%→64%
22℃と10℃では2時間で7%も充電の減りに差がつきました。
■リチウムイオン電池 充電・放電の仕組みを解説
▽バッテリー内部をプールに例え、-がスタート地点・+がゴール地点と考えます。
▽この中をリチウムイオンが-から+に泳いで移動し+に着いた時に
電気が生まれる仕組みです。
▽リチウムイオンが全て+にたどり着いた状態が、いわゆる充電が無くなった状態です。
▽そしてリチウムイオンが+から-に移動、いわゆる充電をし、
すべて-にたどり着いた状態が充電100%の状態です。
◆なぜ寒いと充電の持ちが悪い?
▽寒いとプールの水(電解液)は粘度が上がり、抵抗が生まれます。
リチウムイオンは移動するために電力を使ってしまい+に着いた時には
電力がすでに減ってしまっているため充電の持ちが悪くなるという仕組みです。