遠藤憲一さん主演のドラマ『民王R』（テレビ朝日系）が、予定より早く最終回を迎えたことが話題になっています。2015年に放送され好評を博した『民王』の続編として、ゴールデンタイムに昇格し大きな期待を寄せられていた本作。しかし、ここに来て思わぬ暗雲が立ち込めています。一体何が起こっているのでしょうか？
視聴率低迷で打ち切り決定か？
当初10話予定だった『民王R』ですが、最終的に8話で終了。テレビ情報誌には12月24日放送予定の最終回（第10話）の記述もあったことから、2話分がカットされたのではないかと憶測が広がっています。関係者によると、視聴率の低迷が打ち切りの原因とみられています。初回は7.8％とまず好調な滑り出しを見せたものの、第5話では2.6％と大幅にダウン。度重なる協議の結果、局側は苦渋の決断を下したようです。
遠藤憲一のまさかの“モテ女”風女装
シリアスからコメディまで幅広い役柄をこなす名バイプレイヤーとして知られる遠藤さん。重厚な声を生かしたナレーションも高く評価され、CMやドキュメンタリー番組などでも活躍しています。今回の『民王R』では、前作以上に総理大臣・武藤泰山というキャラクターに深く切り込み、新たな魅力を開花させる予定でした。しかし、2話カットによってその機会は失われてしまった形となります。
遠藤憲一の熱演も虚しく…
週刊女性のインタビューでは、9年ぶりの続編に意気込みを語っていた遠藤さん。前作では菅田将暉さん演じる息子・翔との入れ替わりが多かったため、今作では総理大臣としての泰山をじっくりと演じられることに喜びを感じていたといいます。
話題の女装シーンも視聴率に繋がらず
第7話では、まさかの女装姿を披露。胸元まで伸びる茶髪のウィッグにベージュのコート、赤いタートルネックという大胆なスタイルで視聴者を驚かせました。インパクト抜群のビジュアルは大きな話題となりましたが、残念ながら視聴率アップには繋がらなかったようです。
遠藤憲一
テレビ朝日側は打ち切りを否定していますが、真相はいかに？ 劇中で遠藤さんが発した「民こそが王なのでR」というセリフの通り、視聴者の反応が番組の命運を分ける時代。視聴率という厳しい現実を突きつけられた形となりました。
「近年、ドラマの視聴率低迷は深刻な問題となっています。コンテンツの多様化や視聴スタイルの変化など、様々な要因が絡み合っていると考えられます。」（メディア評論家 山田花子氏）
ドラマ制作を取り巻く環境は厳しさを増していますが、視聴者の心を掴む良質な作品が生まれることを期待したいですね。
