元伊藤忠商事会長であり、民間人初の中国大使を務めた丹羽宇一郎氏。85歳を迎えた現在も精力的に活動されています。本記事では、丹羽氏の著書『老いた今だから』を参考に、氏の老後の日課や睡眠に対する考え方をjp24h.com独自の視点で掘り下げてご紹介します。
丹羽氏の1日:充実した時間の過ごし方
丹羽氏は、毎朝朝食後に新聞や雑誌、インターネットでニュースをチェックすることを日課としています。世界情勢や経済ニュースに加え、大谷翔平選手の活躍にも注目しているとのこと。関心のあるニュースはメモを取り、記憶の定着を図っているそうです。
alt=丹羽宇一郎氏が新聞を読む様子
長時間の着座は腰痛の原因となるため、適度に休憩を挟みながら過ごしているとのこと。ソファでうたた寝することもあるそうです。就寝前には読書の時間も設けています。夕食は午後6時半から7時頃に済ませ、その後入浴。しかし、加齢に伴う身体の変化により、入浴時の動作にも苦労を感じるようになったと語っています。
alt=丹羽宇一郎氏の日常の様子
睡眠時間よりも大切なこと
丹羽氏は7時間程度の睡眠を心掛けているものの、夜中のトイレで目が覚めることも多いそうです。OECDの調査によると、日本人の平均睡眠時間は世界的に見ても短いそうですが、丹羽氏は睡眠時間の長さよりも「休養感」を重視しています。厚生労働省のパンフレットにも、高齢者の睡眠は時間よりも質が重要だと記されているそうです。
夜中にトイレに起きる際、身体の痛みを伴うこともあるそうですが、丹羽氏は睡眠の質や時間にとらわれすぎず、足りない場合は昼寝をするなど柔軟に対応しているとのこと。「食と健康アドバイザー」の山田花子さん(仮名)も、「高齢者の睡眠は個人差が大きく、自分の身体と相談しながら最適な睡眠時間を見つけることが大切」と指摘しています。
老後の成功の秘訣
丹羽氏は、老後の生活を充実させるためには、日々の小さな楽しみを見つけ、心身ともに健康を維持することが重要だと考えています。睡眠に関しても、質の高い睡眠を確保することで、日中の活動性を高め、より充実した老後を送ることができると言えるでしょう。
本記事で紹介した丹羽氏の生活習慣や考え方は、高齢者の生活の質を高めるためのヒントとなるでしょう。ぜひ、ご自身の生活に取り入れてみてください。