兵庫県知事、斎藤元彦氏が食レポSNSを再開し、話題を呼んでいます。パワハラ疑惑や公職選挙法違反疑惑など、逆風吹き荒れる中での“庶民派”アピールは、果たして吉と出るか凶と出るか。本記事では、斎藤知事のSNS戦略と世間の反応を分析します。
疑惑の渦中、食レポ再開の真意とは
今年、内部告発をきっかけにパワハラ疑惑などが浮上した斎藤知事。議会からの不信任決議を受けながらも11月の知事選で再選を果たしましたが、直後に公職選挙法違反(買収)の疑いが浮上。告発状が受理され、捜査が進められている状況です。
alt兵庫県知事、斎藤元彦氏(時事通信フォト)
このような状況下で、斎藤知事は疑惑に関する言及を一切避け、食レポSNSを再開しました。訪問した飲食店や食べ物の写真をアップし、あたかも何事もなかったかのように日常を発信しています。
小泉進次郎氏を彷彿とさせる“庶民派”戦略?
斎藤知事の食レポSNSは、かつてお弁当公開で話題を呼んだ小泉進次郎氏を彷彿とさせます。「食」を通じて親近感を演出する戦略は、果たして効果的なのか、疑問の声も上がっています。
一部では、小泉氏のような好感度獲得を狙った“庶民派”アピールではないかとの見方も。しかし、過去の言動から「おねだり体質」と批判されている斎藤知事にとって、この戦略は逆効果になる可能性も否めません。
世間の反応は賛否両論
斎藤知事のSNS投稿には、応援コメントだけでなく、「またおねだりしてきたんか?」といった厳しいコメントも寄せられています。NEWSポストセブン取材班が神戸で取材したところ、斎藤知事が過去に来店した飲食店の店員から「横の席を空けろ」と要求されたという証言も得られました。
alt笑顔で自撮りをする斎藤知事
こうした批判的な意見がある一方で、斎藤知事のSNS活動を支持する声も存在します。県民とのコミュニケーションツールとしてSNSを活用し、情報発信に努めている点を評価する声もあるようです。
食レポSNSは火消しになるか? それとも火に油を注ぐか?
疑惑渦中に再開された食レポSNS。果たしてこれは火消しとなるのでしょうか、それとも火に油を注ぐ結果となるのでしょうか。今後の斎藤知事の動向に注目が集まります。