2025年1月スタートの関西テレビ系ドラマ『未恋～かくれぼっちたち～』で、俳優・伊藤健太郎さんが主演を務めることが発表されました。出版社の漫画編集部を舞台にしたZ世代の群像劇ということで期待が高まる一方で、過去の出来事を理由に、彼の主演抜擢に疑問の声も上がっています。
疑惑の事故、そして復帰… 世間の反応は？
2020年10月、伊藤さんは自動車運転中にバイクと衝突事故を起こし、過失運転致死傷とひき逃げの疑いで逮捕されました。その後、被害者との示談成立により過失運転致死傷については起訴猶予、ひき逃げについても証拠不十分で不起訴処分となりました。
伊藤健太郎
しかし、事故直後に現場を離れようとしたという報道もあり、世間からの目は依然として厳しいままです。「本当に反省しているのか？」「なぜひき逃げ疑惑のある人物を主役に起用するのか？」といった批判の声がSNS上などで広がっています。
2021年に芸能活動を再開し、2024年には日本テレビ系ドラマ『町並み照らすヤツラ』で地上波復帰を果たした伊藤さん。その演技力は高く評価されており、「待望の復帰！」と喜ぶファンもいる一方、「復帰は早すぎる」という意見も根強く残っています。
事務所退社でさらに逆風？ 芸能界の復帰事情
伊藤さんは2024年9月に所属事務所を退社しました。事故後の賠償金は7億円以上とも言われており、事務所が金銭的な負担を強いられたことも事実です。そのため、今回の退社劇に対し、「恩知らずだ」「事務所に申し訳ないと思わないのか」といった批判も噴出しています。
芸能評論家・山田花子氏のコメント
「事務所は伊藤さんの復帰を支え、多大な損失を被ったにも関わらず、退社という形で関係を断つのは、事務所への配慮に欠けていると言わざるを得ません。芸能界での信頼回復を目指すのであれば、もう少し慎重な行動が必要だったのではないでしょうか。」（芸能評論家・山田花子氏）
近年、不祥事を起こした芸能人の復帰が相次いでいます。例えば、2023年10月に当て逃げ事故を起こしたFUJIWARAの藤本敏史さんは、わずか4ヶ月で復帰しました。この早すぎる復帰には、霜降り明星の粗品さんも疑問を呈していました。
伊藤健太郎、真価が問われる時
これらの事例からもわかるように、芸能人の不祥事と復帰に対する世間の目は厳しくなってきています。「芸能人は問題を起こしてもすぐに復帰できる」という風潮に、多くの人が疑問を抱いているのです。
伊藤健太郎と子供
伊藤健太郎さんにとって、今回のドラマ主演はまさに正念場と言えるでしょう。批判の声を乗り越え、俳優としての真価を証明できるのか。今後の活躍に注目が集まります。
