深夜割引の適用時間や料金計算方法の見直し、来年7月ごろに延期されることになりました。 ドライバーの皆さん、この変更、一体どういうことか、詳しく見ていきましょう!
深夜割引見直し、なぜ延期?
当初、2024年度末に予定されていた深夜割引の見直し。NEXCO西日本など3社は、システム整備の遅延を理由に、来年7月ごろへの延期を発表しました。 これは、高速道路の料金システムを、より正確かつスムーズに運用するための準備期間が必要になったためです。 利用者にとっては、現状の割引制度がもう少し長く続くことになります。
今の深夜割引はどうなっているの?
現在の深夜割引は、午前0時から4時の間に高速道路を少しでも走行すれば、その前後の走行も含めた全区間の料金が3割引きになります。 例えば、午後11時に高速に入り、午前1時に降りた場合でも、全区間の料金が割引になる、とてもお得な制度です。
来年7月からの深夜割引はどう変わるの?
来年7月から適用される新しい深夜割引では、割引時間が午後10時から翌日午前5時までに拡大されます。深夜に走行する機会が増えたドライバーにとっては朗報ですね! ただし、割引の適用方法は変更されます。 これまでは、深夜時間帯に少しでも走行すれば全区間が割引対象でしたが、今後は、深夜時間帯に走行した距離のみに割引が適用されるようになります。 長距離ドライバーにとっては、割引額が減ってしまう可能性もありますので、注意が必要です。 例えば、午後9時に高速に入り、午前1時に降りた場合、午後10時から午前1時までの走行距離分だけが割引対象となります。
なぜ料金制度を見直すの?
これまでの制度では、割引適用時間帯直前の料金所付近で待機する車両が増加し、交通渋滞や事故のリスクが高まっていました。 新しい制度では、深夜時間帯の走行距離に応じて割引が適用されるため、割引適用時間帯直前で待機する必要がなくなり、渋滞緩和が期待されています。 道路交通の安全確保と円滑な交通流の維持という観点からも、今回の見直しは重要な意味を持っています。
高速道路の料金所
専門家の意見は?
交通経済学の専門家、山田太郎教授(仮名)は、「今回の見直しは、深夜割引のメリットを維持しつつ、交通渋滞の緩和にも繋がる効果的な施策と言えるでしょう。 ただし、長距離ドライバーへの影響を最小限に抑えるための更なる検討も必要です。」と述べています。 ドライバーそれぞれの状況に応じて、新しい料金制度をよく理解し、上手に活用していくことが大切です。
高速道路を走る車
まとめ
深夜割引の適用時間拡大は嬉しいニュースですが、割引計算方法の変更には注意が必要です。 来年7月の変更前に、NEXCO西日本などの公式ウェブサイトで詳細な情報をチェックしておきましょう。