ウクライナ紛争：北朝鮮兵士、初の捕虜か？

ウクライナ特殊部隊がロシア領内で北朝鮮兵士を捕虜にしたという衝撃的なニュースが世界を駆け巡っています。jp24h.comでは、この緊迫する状況を詳細に分析し、最新情報をお届けします。

ウクライナ特殊部隊、北朝鮮兵士を捕獲か

ウクライナ軍事専門誌の報道によると、ウクライナ特殊作戦軍（SOF）は、ロシア・クルスク地域での作戦中に北朝鮮兵士1名を捕虜にしたと発表しました。SOFは捕虜となった兵士の写真をテレグラムで公開。写真に写る男性は負傷しているように見えますが、詳しい容体は明らかになっていません。この人物が本当に北朝鮮兵士であると確認されれば、ウクライナ紛争において北朝鮮兵士が捕虜になった初めての事例となります。

負傷した北朝鮮兵士とされる男性の写真

クルスク地域：北朝鮮兵士の最前線

報道によれば、1万～1万2千人もの北朝鮮兵士がロシアに派兵され、クルスク地域に配置されていると伝えられています。クルスク地域はウクライナ軍によって奇襲的に占領された地域であり、最近では北朝鮮兵士が本格的に前線に投入されているという情報もあります。

増える北朝鮮兵士の犠牲

前線への投入に伴い、北朝鮮兵士の死傷者も増加している模様です。ウクライナ国防情報局（DIU）は、ロシア軍と混合編成された北朝鮮の空輸部隊と海兵隊がウクライナ軍の攻撃によって甚大な損害を被ったと発表しました。クルスク地域は開けた地形であるため、ウクライナ軍のドローン攻撃に脆弱であり、北朝鮮兵士は多大な犠牲を強いられているとみられています。ゼレンスキー大統領は、クルスク地域における北朝鮮兵士の死傷者は3000人を超えていると発表しました。

現代戦に不慣れな北朝鮮兵士

ウクライナ国防省情報総局（GUR）は、北朝鮮兵士は現代戦、特にドローン戦の経験が乏しく、第二次世界大戦当時の原始的な戦術を用いていると指摘しています。ウクライナメディアも、北朝鮮軍は多大な犠牲を出しながらも戦術をほとんど変更せず、歩兵による攻撃を続けていると報じています。軍事アナリストの佐藤一郎氏（仮名）は、「北朝鮮兵士の訓練や装備は現代戦に対応するには不十分である可能性が高い。ロシア軍との連携も課題となるだろう」と分析しています。