ウクライナ紛争の最前線、クルスク州でロシア支援に派遣された北朝鮮兵士たちが厳しい状況に置かれているというショッキングなニュースが飛び込んできました。jp24h.comでは、この緊迫した状況を詳しくお伝えします。
クルスク州ノボイバノフカ付近で北朝鮮部隊に甚大な被害
ウクライナ国防省傘下の情報総局(GUR)は、クルスク州ノボイバノフカ付近でウクライナ軍が北朝鮮部隊を攻撃し、大きな打撃を与えたと発表しました。この攻撃により、最前線の北朝鮮兵士たちは深刻な補給問題に直面し、飲み水さえ不足しているという深刻な事態に陥っているとのことです。
alt
ゼレンスキー大統領、北朝鮮兵士の死傷者3000人超と発表
さらに、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、クルスク地域の戦闘で死傷した北朝鮮兵士の数が既に3000人を超えていると明らかにしました。北朝鮮は1万~1万2000人の兵士をロシア支援のためにクルスク地域に派遣したと推定されており、ゼレンスキー大統領の発表が事実であれば、派兵された兵力の4分の1以上が死傷した計算になります。これは、北朝鮮軍にとって大きな痛手と言えるでしょう。
ロシア軍によるインフラ攻撃とウクライナ軍のドローン反撃
ロシア軍はウクライナの電力網などの重要インフラへの空爆を継続しています。クリスマス当日には、ミサイル78発とドローン106機による大規模攻撃が行われましたが、ウクライナ国防省はミサイル69発とドローン54機を迎撃したと発表しました。その後もドローン攻撃は続き、ウクライナ空軍は31機のドローンのうち20機を撃墜、11機は電波かく乱によって目標に到達しなかったと報告しています。
一方、ウクライナ軍もドローンによる反撃を強化しています。戦略コミュニケーションセンター(STRAVDI)は、ロシア南部ロストフにある弾道ミサイル推進体生産工場へのドローン攻撃を実施したことを明らかにしました。この攻撃がどのような結果をもたらしたかは、まだ明らかになっていません。
クルスク地域の領土争奪戦激化
ウクライナ軍は8月に奇襲攻撃を仕掛け、クルスク地域で1000平方キロメートル以上を一時的に占領しました。その後、ロシア軍の反撃により一部の領土は奪還されましたが、依然として激しい攻防が続いています。クルスク地域をめぐる両軍の対立は、今後さらに激化することが予想されます。
緊張高まるウクライナ紛争の行方
ウクライナ紛争は長期化の様相を呈しており、クルスク地域での北朝鮮兵士の苦戦、ロシア軍のインフラ攻撃、ウクライナ軍のドローン反撃など、予断を許さない状況が続いています。今後の展開に、国際社会の注目が集まっています。