橋田壽賀子さんが、数々の名作ドラマを生み出した熱海の豪邸。その売却から3年が経ち、新たな情報が明らかになりました。一体誰が、どのような経緯で購入したのでしょうか?そして、あの有名女優との意外な関係とは?この記事では、橋田さんの豪邸売却の真相に迫ります。
絶景の地に建つ、橋田ドラマの聖地
橋田さんの熱海豪邸は、伊豆半島の玄岳中腹、標高約400メートルの絶景の地にありました。眼下に広がる網代の海、初島、三浦半島を一望できるこの土地に、橋田さんは1974年に鉄筋3階建ての別荘を建築。後に都心から熱海に移住し、人生の後半をこの地で過ごしました。「おしん」、「渡る世間は鬼ばかり」など、日本を代表する名作ドラマの数々が、この場所で誕生したのです。
橋田壽賀子さんの熱海の豪邸
眺望に惚れ込み、衝動買いしたというこの土地。夫である岩崎嘉一氏(元TBSプロデューサー)が1989年に他界した後、橋田さんは道路を挟んだ向かい側の土地も購入し、畑として利用していました。そこには3階建てのゲストハウスも建てられ、約800坪もの広大な敷地に2棟の建物を所有していたのです。
豪邸の売却と橋田さんの遺志
2021年4月に橋田さんが逝去した後、豪邸は橋田文化財団に遺贈されました。そして2023年4月には、財団によって格安で売りに出されていたことが報じられました。当時、財団の実権を握る盟友・石井ふく子氏(テレビプロデューサー)は「なかなか売れないんですよ」とコメントしていたそうです。
しかし、登記を確認すると、2023年6月に「大木信夫」氏によって購入されていたことが判明。石井氏に確認したところ、「無事に買い手が見つかってよかった。橋田先生は生前、『(死後は)自宅を売却し、そのお金を財団の運営資金に充ててくれ』と言っていたので、ご遺志に沿う形になり安心しています」との回答を得ました。
橋田壽賀子さんの豪邸内部
有名女優との意外な繋がり
実は、この豪邸の購入を検討していた有名女優がいたという噂があります。住宅不動産に詳しいA氏によると、「Xさん(有名女優)が購入を検討していたという話を聞きました。彼女は橋田先生の作品の大ファンで、生前も親交があったそうです。しかし、最終的には購入に至らなかったようです。」とのこと。
真相は定かではありませんが、橋田さんの豪邸は様々な人々に注目されていたことが伺えます。そして、新たな家主のもとで、この家はどのような未来を迎えるのでしょうか。
まとめ:新たな物語の始まり
橋田壽賀子さんの熱海豪邸は、新たな家主のもとで新たな物語を紡ぎ始めることになります。ドラマのような人生を送った橋田さんの想いが詰まったこの家が、これからも多くの人々に愛され続けることを願います。