せっかくいい大学に行かせたのに…〈年金月7万円〉67歳・毒母、慶大卒・商社勤務の娘からの仕送り〈月15万円〉で謳歌していた“羽振りのいい老後”が突如終焉。発端は年の瀬に届いた「戦慄のLINE」【CFPの助言】


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自身の“学歴コンプ”から「毒親」になってしまった友里さん

友里さんは懸命に子育てをする一方で、子どもたちに対して、特に教育において厳しいしつけをする一面がありました。

「あの大学以下は許さない」「一流の大学に入ることが親孝行」……こうして厳しい言葉をかける背景には、自身が大学に進学できなかったことに対する強いコンプレックスがありました。

子どもたちは小学生のうちから週4日も塾に通わされ、家でも勉強する姿を見せないと機嫌を損ねます。休憩中にテレビを見ているだけで「勉強しなさい」と怒鳴られることも珍しくありませんでした。

どれだけいい成績を残しても、「Aさん家はいつもこれぐらいの点数らしいわ。もっと頑張りなさい」と周囲の優秀な生徒と比較されるばかりで、決して褒められることはありません。

友里さんの夫は、このような厳しい教育方針に反発。「いいすぎだろう。のびのび遊ぶことも子どもの役目じゃないのか」というと、友里さんは「なんにもわかってないのね。あなたは努力もしないで行きたい大学に行けたからそんなこと言えるんでしょうけど」と言い返します。

子どもを叱るどころか、夫婦で激しい口論になることも増え、やがて夫は家に帰る日が少なくなりました。

そして、長女の美希さんが高校を卒業するタイミングで、夫は別の女性を作って家を出ていってしまいました。ただし幸いにも、銀行口座は友里さんが管理していたため、当面の教育資金は確保されていました。



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