大晦日の風物詩、NHK紅白歌合戦。第75回となる今回は、3年連続で橋本環奈さんが司会を務め、その堂々とした姿が大きな話題となりました。まさに「紅白の顔」として、4時間半にも及ぶ生放送を華麗にリードしました。
橋本環奈、抜群の進行力で紅白を支える
オープニングから笑顔で「いよいよ始まりました、紅白歌合戦!」と高らかに宣言した橋本さん。2年連続でコンビを組む有吉弘行さん、初司会の伊藤沙莉さんへの質問もスムーズで、まさに司令塔としての役割を完璧にこなしていました。
3度目の司会ということで、有吉さんから心境を聞かれると「余裕ではないですが、すごくワクワクしています!」と返答。特徴的なハスキーボイスも、声量やトーンを巧みに調整し、聞き取りやすく、明るい雰囲気で会場を包み込みました。
歌手の準備などで生じるわずかな時間も、橋本さんは巧みな話術で繋ぎ、時には楽曲への想いを語るなど、全く隙のない進行ぶりでした。あいみょんさんの歌唱前の数秒の間も、冷静に曲紹介を行い、ベテラン司会者顔負けの安定感を見せました。
橋本環奈、有吉弘行、伊藤沙莉、鈴木奈穂子アナウンサーが紅白歌合戦のステージで笑顔を見せている。
初司会の伊藤さんも、橋本さんのサポートもあり、緊張が徐々にほぐれていく様子が見て取れました。有吉さんも、橋本さんの安定した進行のおかげで、持ち前のユーモアを存分に発揮し、会場を大いに盛り上げていました。
巧みな話術と華やかな衣装で魅了
橋本さんの魅力は、その話術だけではありません。華やかな衣装でも視聴者を楽しませてくれました。登場時は、大きな赤い花が印象的なドレスにポニーテール姿。後半はゴールドのオフショルダードレスにお団子ヘアと、ガラリと雰囲気を変えて登場。最後は黒のスパンコールドレスでシックに締めくくり、まさに七変化の如く、様々な魅力を披露しました。
放送100年記念の特別企画「歌って踊ろう! KIDS SHOW」では、「だんご3兄弟」や「からだ☆ダンダン」を笑顔で踊り、ステージをさらに華やかに彩りました。
サプライズ演出にも動じない強心臓
橋本さんの司会ぶりはほぼ完璧でしたが、唯一予想外の出来事が。それは、橋本さんがヒロインを務めた朝ドラ「おむすび」の主題歌をB’zが歌う場面でのサプライズでした。
共演者の佐野勇斗さん、仲里依紗さん、麻生久美子さん、北村有起哉さんが登場すると、橋本さんは驚きを隠せない様子。しかし、すぐに笑顔を取り戻し、場を和ませる対応力を見せました。B’zも「LOVE PHANTOM」「ultra soul」とサプライズで追加曲を披露し、橋本さんも「ええ~!」と驚きながらも、喜びを爆発させていました。
トリ前にコメントを求められた際には、一瞬言葉に詰まる場面もありましたが、動じることなく「一人一人のあなたの明日が、希望に満ちあふれていますように」と締めくくり、そのプロ意識の高さに、SNS上でも称賛の声が上がっていました。
紅白を彩る橋本環奈の輝き
4時間半の生放送を、見事にやり遂げた橋本環奈さん。SNS上では「橋本環奈が優勝」という声も多く聞かれ、その存在感は圧倒的でした。「緊張したことがない」と公言する橋本さん。紅白歌合戦という大舞台で、その言葉通りの実力を見せつけ、視聴者を魅了しました。
橋本環奈が赤いドレスを着て、紅白歌合戦のステージでマイクを握っている。
紅白歌合戦は白組の優勝で幕を閉じましたが、橋本環奈さんの輝きは、多くの視聴者の心に深く刻まれたことでしょう。